「S☆1」秘蔵映像で野村氏追悼 最後の指揮終え「人を遺すのが一番」と語る…現在6球団監督が教え子

[ 2020年2月16日 19:35 ]

監督最後の試合となった09年のCS第2ステージ後、楽天と日本ハム、両チームの選手に胴上げされる野村氏
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 16日に放送されたTBSのスポーツ番組「S☆1」(日曜・前0時半)で、虚血性心不全のため11日に84歳で死去した野村克也氏を追悼した。野村氏は同番組に野球解説者として出演しており、プロ野球の話題についてぼやき調に私見を述べる「ぼやき解説」は名物コーナーだった。

 番組では野村氏が楽天の監督として最後に指揮を執った2009年のクライマックス・シリーズ(CS)に密着した時の映像が放送された。野村氏は楽天を指揮して4年目、球団として初のCS進出を決めたが、翌年の契約を更新しないことを告げられ「もやもやもやもやした毎日だな 複雑な心境ですよ 解雇通告を受けて 人間で弱いなと思う。元気が出ない」と話す様子や、「大事な試合前にクビ宣告されて臨んでいるクライマックスだから、本当にくそったれだよ。くそったれシリーズ。最後ムダな抵抗だってわかっているけど、フロントの方を向かず、ファンの方を向いて頑張っていますよ」と語す姿も紹介。試合前のミーティングでは選手たちに「ファンに恩返しをするプレーをしてもらいたい。先だって解雇通告がありました。もし日本一になって優勝しても解雇ですかって聞いたら、解雇です。関係ありませんと言われました。1日でも長く皆と野球をやりたかったので、わずかな可能性でも残っているかと思ってやってきたけど申し訳ない。お世話になりました」と涙ながらに語る様子も紹介された。

 同年、楽天は第1ステージではソフトバンクを破ったものの、第2ステージでは日本ハムに敗れ日本シリーズ進出はならず。試合後、両球団の選手から胴上げされた。試合後、野村氏は「やっぱり人間何を残すかということで価値観とか評価をされると思うんだけど人を遺すというのが一番だと思う。そういう意味では少しくらいは野球界に貢献できたかな、そういう心境ですね」としみじみと語った。

 その言葉の通り、現在野村氏の教えを受け監督を務めているのは西武・辻発彦監督(61)、日本ハム・栗山英樹監督(58)、中日・与田剛監督(54)、ヤクルト・高津臣吾監督(51)、阪神・矢野燿大監督(51)、楽天・三木肇監督(42)の6人に加え、侍ジャパンの・稲葉篤紀監督(47)もいる。

 スタジオコメンテーターで、同番組でも野村氏と多く共演した元巨人の槙原寛己氏(56)も、ヤクルトと試合をする時は「チームというより野村監督をすごく意識した。ヤクルト戦の時だけはミーティングする場所をバスでやったりした。疑心暗鬼になっているんです。なんだか見透かされている気がして…」と語り「非常に野球界を変えてくれた方であり、これからも影響力があると思う」としのんだ。

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