阪神・近本 理想型“攻撃的2番”だ!今春実戦5安打すべて右方向

[ 2020年2月16日 05:30 ]

練習試合   阪神1―7広島 ( 2020年2月15日    宜野座 )

<神・広>3回1死一塁、右前打を放つ近本(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・近本光司外野手(25)が15日、広島との練習試合(宜野座)に「2番・中堅」で先発出場し、2安打を放った。3回1死一塁では狙い通りの右前打。一、三塁に好機を拡大させ“攻撃的2番”の役割を果たした。矢野監督肝いりの新打順で適性を存分にアピールする今春。実戦4試合は11打数5安打の打率・455となった。

 矢野監督が描く2番としての理想を、近本が具現化した。3回1死一塁。アドゥワが投じた初球のストレートを、思い切り引っ張った。二塁・小園のグラブを弾く強襲安打となり、一塁走者だった糸原は三塁へ。つなぎ役として、最高の形を作り上げた。

 「(3回の)ランナー一塁の時は一、二塁間にしっかり打とうと思ったので、そういうのが結果的に一、三塁をつくることができた。でも、もう少し引っ張りきれたほうがよかったかなと思う」

 ボーアの不運な併殺もあり得点にこそつながらなかったが、矢野監督が期待する攻撃的2番としての役割は十分に果たした。広島の捕手・石原貴が構えたミットは外角。右方向への進塁打を防ぐための配球だった。アドゥワの投球は真ん中やや外寄りだったとはいえ、相手バッテリーの思惑を上回る結果と言っていい。広島の高ヘッドコーチは「近本が2番だといろんなオプションもあるし、嫌らしい」と警戒心を隠さない。もちろん、初回無死一塁で簡単にバントを選択したくない指揮官も、大きく頷いた。

 「本当に2番を楽しんでやってもらえれば、すごくやりがいがあると思う。自分の価値を高めるものにもなるし、チームの貢献にもつながる。“俺やったらこうやったる”とか、“こうやってチャンス広げたる”とか、どんどんやっていってもらえれば、いい2番になる感じはある」

 初回の右前打を含めると、今春実戦は4試合で11打数5安打の打率・455をマークする。その5安打すべては右方向。「しっかり振っていこう」。明確なテーマを持って臨む打席で、結果を出し続けている。

 この日は家族の前で勇姿を見せた。生後7カ月の長女と未夢夫人が宜野座まで応援にかけつた。着実に進化を遂げつつある2年目の春。新天地でも存分に勝利に貢献する。(長谷川 凡記)

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