広島ドラ5・石原 開幕1軍に名乗り 盗塁王・近本刺した!打っても2安打

[ 2020年2月16日 05:30 ]

練習試合   広島7―1阪神 ( 2020年2月15日    宜野座 )

<神・広>5回2死一・三塁、打者・陽川の時、石原貴は一塁走者・近本の二塁盗塁を阻止する好送球を見せる(撮影・岩崎 哲也)
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 広島のドラフト5位・石原貴規捕手(22=天理大)が、練習試合の阪神戦(宜野座)に9番捕手でスタメン出場し、アピールに成功した。5回には昨季セ・リーグ盗塁王の近本の二盗を阻止する強肩を披露。打っても2安打を放つ活躍で、激戦区と言われる捕手の開幕1軍に名乗りを上げた。

 矢のような送球が一直線に二塁へと向かった。一塁走者は昨季盗塁王に輝いた近本だ。だが、倉バッテリーコーチが「どんぴしゃ。最高」と振り返った送球で近本は悠々アウト。虎党のため息を背に、喜び勇んで石原貴がベンチに戻った。

 「近本さんを刺せたのは良いアピールになったと思う。場面も場面だったので走ってくると思った。実戦で良いボールを投げられたし、自己採点は80点」

 4―0で迎えた5回だ。1点を返され、なおも2死一、三塁。近本が二塁を狙うのは公式戦でも考えられるケースで、ピンチの芽を摘んだことは大きなアピールとなった。「緊張しすぎることなく試合に入れた」と臆することなく勝負した。

 使用するヤクルト中村モデルのミットを、キャンプから一回り小さいものに変えた。他の捕手に比べてもポケットは深め。「まずはしっかり捕ること」を肝に銘じている。しっかりした捕球は「送球にもつながる」と基本を繰り返した。その成果が出た格好だ。

 捕手らしい嗅覚も見せた。先発アドゥワの「チェンジアップの落ちが良くなかった」と感じてスライダー主体に変えた。投手とのコミュニケーションが奏功し、倉コーチも「ゲームプランや何をやりたいか、の意思表示ができていた」と評価。石原貴は「薮田さんのときも最少失点で終われた」と守備力を見せたことを喜んだ。

 打っても2回には横山から左翼線二塁打。4回にも中田から中前打を放ったが、6回の無死一塁では初球で犠打を成功。「ヒット2本よりバントを1球で決められたことがよかった」と目立たない活躍に胸を張る。チームの開幕1軍枠は正捕手の会沢が君臨し、ベテランの石原慶や磯村が控え、さらに坂倉、中村奨も狙う超激戦区だが、「守備を確立して、まずは開幕1軍」と宣言した。

 佐々岡監督も「送球も良かった。良い打撃もできていたし、結果を出したことは自信にしてほしい」と賛辞。ルーキーには大きな一歩となった。将来は、リトルリーグの先輩だった山田哲人を刺すことを目標にプロ入り。その夢が少し近づいた。

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