ソフトB、逆転タイ勝!工藤采配ズバリ 内川の代打・長谷川勇が同点打

[ 2019年10月10日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第1戦   ソフトバンク8―4西武 ( 2019年10月9日    メットライフD )

8回2死一、三塁から同点適時打を放った長谷川 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 パのファイナルステージ第1戦は、2位から勝ち上がったソフトバンクが西武に逆転勝ちした。1点を追う8回2死一、三塁で内川聖一外野手(37)に代わり、代打で起用された長谷川勇也外野手(34)が同点適時打。捕逸による勝ち越し劇につなげた。優勝した西武に1勝のアドバンテージがあるため1勝1敗のタイとし、2年連続の下克上日本一に好発進した。

 勝負の鬼に徹し、工藤監督が「攻めダルマ」と化した。3―4の8回2死一、三塁で誰もが認める「CS男」に代打を送った。

 「僕自身が後悔しないように、思い切っていかせてもらった。苦しい決断だったが、負けられない。勝たないといけないので」

 内川は11、15、17年にMVPを受賞し、今年のファーストS、楽天戦の第3戦でも全2打点を挙げた。それでも、代打・長谷川勇を打席に送った。この回から登板した変則右腕の平井に対し、内川は今季8打数無安打だった。1死一、三塁となった直前の松田宣のところで、投手は平良に代わったが、気持ちを高めていた長谷川勇をそのまま送り出した。

 これが的中した。5球連続の直球勝負。最後は155キロに食らいつき、13年の首位打者が同点の左前打を放った。「無心だった。何も考えないで打席に立った。反応で打てるか打てないか」と胸をなで下ろした。

 決勝点は相手のバッテリーミスから奪った。続くグラシアルの打席で捕手・森が捕逸した間に、三塁から周東が生還した。主砲・デスパイネに送った代走の切り札。タイミングは微妙だったが、周東の快足に慌てた森の本塁送球は、ベースカバーに入った平良との呼吸が微妙にずれた。

 3試合ぶりに松田宣をスタメンに起用した采配も当たった。5番に据えて2安打4打点。1点ビハインドの5回から嘉弥真、高橋純、甲斐野、モイネロ、森と勝ちパターンをつぎ込んだ継投もはまった。勝負手が次々と当たり、王貞治球団会長も「監督の采配が光っている」と目を細めた。

 チームは昨年と同じように西武とのファイナルSの初戦を制し、1勝1敗の五分に持ち込んだ。工藤監督は「これでタイなので。切り替えて明日から」と浮かれることなく、バスに乗り込んだ。 (川島 毅洋)

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