阪神・矢野監督「必要な負け」0勝2敗崖っ縁諦めん「突破確率は5.9%」の壁打ち破る!

[ 2019年10月10日 05:30 ]

セ・CSファイナルS第1戦   阪神2―5巨人 ( 2019年10月9日    東京D )

5回1死、丸の打球を追い、三塁カメラマン席に飛び込む大山(撮影・木村 揚輔)
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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S=6試合制)は9日にセ、パ両リーグで開幕し、レギュラーシーズン3位から勝ち上がった阪神はリーグ優勝した巨人に敗れた。先発に抜てきした望月が2回5失点に沈み、アドバンテージを合わせて2勝の先行を許した。きょう10日は中2日で高橋遥を先発に立て、さらに第3戦には中4日で青柳、第4戦には手負いの西を投入する特攻の布陣が判明。秋山も緊急招集し、矢野燿大監督(50)は最後まで戦い抜く決意だ。

 淡い期待と希望は王者に打ち砕かれた。望月は初回無死一塁から坂本勇を遊ゴロ併殺に仕留めた後、丸にフルカウントから甘く入った152キロ直球をバックスリーン左へ、岡本には同じフルカウントからフォークを左翼席へ被弾。2回も3点を追加されて3回の打席で代打を送られた。

 今季1勝の22歳をCS初マウンドへ送り出した矢野監督に後悔は一切ない。「一番元気なヤツはモッチーかなと思っただけで。あとは経験も積ませられるのもある」。3日間にわたる激闘だったファーストSは投手陣をフル動員。「当たって砕けろ」の気構え通り“砕けた”敗戦でも引きずる理由はなかった。

 挑戦者として変わらない攻めの姿勢は第2戦以降の先発布陣にも表れる。10日は7日に3回26球を投げた2年目の高橋遥に中2日で託し、第3戦には青柳を起用することが判明。6日のファーストS第2戦では4回90球で6安打3失点。過去一度しかない中4日での投入を決めた。 そして第4戦でバトンを受けるのは先発陣の柱になる西だ。5日のファーストS初戦では左足親指の打球を当てて1死も取れず12球で降板。翌日からは患部の状態も見ながら慎重に調整を進め、試合前の東京ドームでもキャッチボール、ポール間走で汗を流した。当初見据えた第3戦から変更し、中6日を空けて万全を期した。

 10日には2軍で調整していた秋山の緊急昇格も決定。ロングリリーフが可能な上、2番手で2回無失点の好投だった岩貞とともに13日の第5戦の先発候補にも挙がりそうだ。

 4点劣勢の9回には2死満塁から北條が押し出し四球を選んでデラロサを引きずり下ろすなど最後まで粘り、矢野監督は「ある意味うちにとっては必要な負け」と表現した。

 「もう1個負けられるわけだから、それをどうするか。日本シリーズに出るためのものとしては、最後にデラロサに対してこういう戦いができた」

 崖っぷちの戦いはレギュラーシーズン終盤から何度も経験。猛虎の牙はまだ折れていない。

 ○…阪神はCSファイナルS第1戦に敗戦。巨人のアドバンテージにより対戦成績は0勝2敗となった。04年以降の2ステージ制プレーオフ、CSのファイナルS(第2S)で0勝2敗の延べ17チームのうち、日本シリーズ進出は17年のDeNAだけ。突破確率は5.9%と厳しい。

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