ロッテ、ドラ5中村稔が好救援 3回1安打無失点で中継ぎ陣に“救世主”

[ 2019年8月16日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6―0日本ハム ( 2019年8月15日    東京D )

ノーワインドアップで投げる中村稔(撮影・長久保 豊)
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 5点リードの6回、マウンドを託されたのはロッテのドラフト5位左腕・中村稔だった。6、7回と完全に抑え、8回2死一、二塁のピンチも無失点。9連戦の6試合目と疲弊する中継ぎ陣を救う3回1安打無失点だ。

 「(中継ぎは)みんな連投で疲れている。長い回を投げられてよかったと思います」

 ソフトバンク・東浜やDeNA・山崎ら亜大の先輩と同じ、ツーシーム「亜細亜ボール」を操る。6回2死、その決め球で近藤を空振り三振。「テンポよく投げれば点につながる」と同じ、ロングリリーフのチェン・グァンユウに教わった通り、ストライク先行を心がけた53球だった。

 日本ハム3連戦は1戦目でドラフト2位の東妻、2戦目で同3位・小島が勝利投手。白星はつかなかったが「凄く刺激になった」と中村稔がバトンをつなぎ、同一カード3連勝へ導いた。

 勝率5割で自力優勝の可能性も復活。「(中村稔は)今日の内容ならまた先発機会もくる」と井口監督。上位進出へまた一人、新戦力にメドが立った。 (福浦 健太郎)

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2019年8月16日のニュース