斎藤隆氏、リトル全国大会の“着座”開・閉会式に共感

[ 2019年8月16日 02:30 ]

「MLB CUP2019」閉会式で座って話を聞く選手
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 【斎藤隆氏サミー・リポート】先月末、リトルリーグの小学4、5年生を対象にした全国大会「MLB CUP2019」が、今年も宮城県石巻市で開催されました。野球振興と復興の願いを込め、MLBが、日本リトルリーグ協会と共同で設立した大会で、今年が4回目。私も4年連続で参加させてもらい、野球教室などで子供たちと触れ合ってきました。

 今年は開会式と閉会式で、ある意味、画期的な出来事がありました。選手たちは入場後、大会関係者のあいさつを座って聞くというものです。当日は30度を超える猛暑。炎天下で30分近い開会式の間、ずっと立っているというのは、子供たちには酷な環境です。会場にもアナウンスで「熱中症対策として、座ってください」と説明がありました。

 4年前、初めてこの大会に参加した時、「なぜ、こんな暑い中で子供たちがずっと立っているのか」と疑問に思いました。確かに自分の昔を思い出してもそうでした。大会関係者のあいさつは立って聞くというのが開会式、閉会式のスタンダードで、それが日本の文化なのかもしれません。しかし、選手の体調面を考えた時に果たして正しいのか。式の間、子供たちを座らせることはできないか。主催者であるMLBもいろいろ働きかけてくれて、4年目の今年、ようやく実現したのです。

 時代の流れとともに変化は必要だと思います。例えば、昔は野球教室などで話を聞く時は、帽子を取るように指導されました。しかし、強い日差しから守る帽子をわざわざ取る必要があるのでしょうか。私は野球教室で指導する時も必ず「帽子は取らないでいいよ」と言います。開会式、閉会式のあり方とともに、いろいろ考える時期にあるのではないでしょうか。

 「MLB CUP」には、素晴らしい試みがいくつかあります。入場行進は保護者と一緒に行います。昨年から「ホームランダービー」も始まりました。各チームの代表が本塁打数を競い合います。私が子供の頃は「塁に出るためにゴロやライナーを打て」と指導されましたが、ホームラン狙いで豪快にフルスイングする子供たちのキラキラした表情はとても印象的でした。(パドレス球団アドバイザー)

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