球児 あるぞ!抑え 矢野新監督来季構想第1弾「今年の球なら」

[ 2018年10月20日 05:30 ]

07年に抑えに転向し、捕手・矢野(左)とのバッテリーで勝利に貢献した藤川
Photo By スポニチ

 「矢野阪神」の来季構想第1弾!阪神・矢野燿大監督(49)が19日、来季クローザーをいったん白紙とし、その候補として現守護神のラファエル・ドリス投手(30)とともに藤川球児投手(38)の名を挙げた。

 ベテラン右腕の全盛期にバッテリーを組んだ指揮官。「守護神・球児」について「今年の球なら、ありえる」と可能性を示唆した。

 前日18日に就任会見を終えたばかりの矢野監督が、来季構想の第1弾を明かした。それは、「守護神・球児」の復活プランだ。

 「(藤川とは)それこそ最後に(2軍に)落ちてきたからプライベートというかね。俺も監督をやるなんて思っていないから、普通に話はしたけど。まあでも後ろは決まっていないからね。現状、今年はドリスがやって、ドリスも、もちろん候補やし。でも今年のボールなら球児でも“よし行こう”という感じになるのは当たり前と思う。まあ、ありえるんじゃない」

 かつて藤川とバッテリーを組んだ指揮官の言葉には、重みが備わる。目下、日米通算227セーブを誇る右腕がリーグ最多記録の46セーブを挙げた07年、火の玉ストレートを受け続けたのが矢野監督だった。翌08年も38セーブを挙げた不動の守護神を、相棒として支えた。あれから10年が経過。それでも38歳シーズンだった今季、藤川が投じたボールには当時の勢いをほうふつさせる球威があった。来季も同等のパフォーマンスを維持できるなら、守護神候補になるのは当然の流れだ。

 そして藤川もまた、チーム全体の中で求められる自らの役割として、守護神への復帰を視野に入れている。だから13日の今季最終戦後には「自分のためではなくチームのバランス、来季以降を考えた時にどこを目指さないといけないか、それを(金本前監督に)伝えようとした時だった」と話していた。金本監督から矢野監督に指揮官が代わった今も、フォア・ザ・チームの思いは不変のはず。いや今だからこそ、余計にその思いは増しているかもしれない。

 虎党にとっては期待に胸が膨らむ復活プラン。とはいえ、今の段階から来季守護神を確定させる必要もない。指揮官が真っ先に名前を挙げたように、今季まで2年連続で30セーブ以上を挙げたドリスも来季守護神の有力候補の一人だ。さらに今後、秋季キャンプ、春季キャンプをへて、新たな守護神候補が台頭する可能性も十分にある。ただ来季へ向かう選択肢の一つとして、「守護神・球児」構想があることも事実だ。(惟任 貴信)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年10月20日のニュース