藤浪 矢野イズムで来季完全復活を 2軍で触れた「野球を楽しめ」

[ 2018年10月20日 05:30 ]

藤浪(左)と矢野監督
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 “矢野イズム”で完全復活を遂げて見せる。阪神・藤浪が19日、矢野新監督のもとでスタートする来季へ向けた決意を吐露。「野球を楽しむ」の言葉を胸に開幕ローテーション入りと、規定投球回到達を最低ノルマに設定した。

 「矢野監督には(今年は)ファームで“もっと思い切ってやればいいし、もっと野球を楽しめ”とずっと言われてきた。楽しむというのは、ふざけるとか、そういう意味ではないですけど(来年)良い成績を残して、本当の楽しみ方を矢野監督のチームでできたらと思っています」

 今季は開幕ローテ入りしながら、4月下旬に早々と2軍落ちするなど、シーズンの多くをファームで過ごした。そんな苦悩する右腕に助言を送ったのが、矢野2軍監督。「楽しくなさそうにマウンドに上がるんじゃなくてもっと野球を楽しめ!」と、選手としての原点を思わせる言葉に真っ暗だった視界は、少しずつ開けていった。

 9月中旬に昇格すると4試合で3勝(0敗)を挙げ、9月29日の中日戦では2年ぶりの完封もマーク。右肩上がりの3連勝で来季へ確かな希望をともした。「自分の感覚の話なんですが“この感じ、この感じ”っていうのが出てきてるので」。リリースポイントが安定し始めたことで制御不能に陥ることもあった過去の姿と決別。確かな手応えと、逆襲への足がかりはつかんだ。

 「1年間、ローテーションを守って、規定投球回を投げることは最低限。まずは競争に勝って、故障や不調で外れることなくやっていかないといけない」

 今季まで2年連続で100イニング未満と、期待された役割にはほど遠い数字が並んだ。無残にはがれ落ちてしまった「大黒柱」の看板を再び取り戻す1年だ。

 「本当だったら、ずっと2軍でやっとけと言われてもおかしくない成績で(金本監督は1軍で)使ってくれたので、来年、取り返していきたいですね」

 19年こそ真価が問われる。辞任に追い込まれた金本前監督への恩義も原動力に、矢野新監督が指揮する19年を背番号19の“復活元年”とする。(遠藤 礼)

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