FA権取得で注目集まる日本ハム・中田、心優しきナイスガイが頂点狙うチームとは

[ 2018年10月20日 09:30 ]

動向に注目が集まる日本ハム・中田
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 「少し痛いくらいなら昨日も出てるよ」。日本ハム・中田がそうこぼしたのは、7月14日の球宴第2戦翌日の熊本駅のホーム。13日の球宴第1戦で左肘に死球を受け、大事を取って第2戦を欠場し、レギュラーシーズンの後半戦再開に間に合うかどうかを聞いた時だった。

 熊本は16年に発生した熊本地震の復興支援のための野球教室で昨年に訪れた縁のある場所。「どうしても出たかった」試合だ。「プロ野球の試合を見せて勇気づけられるようにと思っていた。ただ、子どもたちも楽しみにしているので、球宴を熊本でできたことはよかった」。冒頭のコメントに中田の球宴熊本開催にかける相当な意気込みと、欠場せざるを得なかった無念さがにじみ出ていた。

 今年6月には高校時代を過ごした大阪で地震、7月には生まれ故郷の広島を含む西日本が豪雨の甚大な被害に苦しむなど、ゆかりのある場所で悲しい出来事が続いた。そのたびに故郷を心配する中田の姿があった。そして、9月6日には地元・北海道で大地震が発生。旭川でのナイトゲームを終えて札幌に移動してきていた中田ら日本ハムナインも被災した。震災直後の仙台の試合では、家族を残して遠征に出かける不安もあった。

 終盤戦の失速でレギュラーシーズンは3位。下克上を誓ったCSでもファーストステージで敗退した。中田は主将として「札幌に戻って(日本シリーズの)試合をすると誓ったのにこの結果は情けない。ファンの皆さんに申し訳ない」と謝罪した。今オフはFA権を取得している中田の動向に注目が集まる。「来年は1番上に立てるように頑張りたい」。頂点を狙うチームはどこなのか。見た目はいかついが、根は心優しきナイスガイ。日本ハム担当として身近に接して、そう言えることだけは間違いない。(記者コラム・東尾 洋樹)

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