ソフトB上林CSタイ6打点 松田先発落ちに…昨年のような屈辱はもうごめん

[ 2018年10月20日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルS第3戦   ソフトバンク15―4西武 ( 2018年10月19日    メットライフD )

<西・ソ>3回1死二、三塁、右翼席へ先制3ランを放つソフトバンク・上林 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 ソフトバンクがCS史上最多タイの15得点を挙げ、西武に大勝した。西武にはアドバンテージの1勝があり、これで通算2勝2敗のタイとなった。上林誠知外野手(23)が3回の3ランなどで6打点。スタメン復帰した内川聖一内野手(36)にも一発が出るなど、16安打を連ねた。

 上林は高く舞い上がった打球の行方を見つめた。0―0の3回1死二、三塁。2ボールからの3球目、榎田の119キロのカーブにバットを合わせた。打球は右翼席へ。自身CS初本塁打は先制の1号3ランとなった。

 「最初のチャンスで打てて良かった」

 3回2死一、二塁の守備で源田の右前打で本塁へストライク返球して失点を防ぎ、勢いに乗った。4回に中前適時打、5回に右中間適時三塁打で、前日に西武・栗山が記録したポストシーズンの1試合最多打点に並ぶ6打点。ポストシーズン史上初のサイクル安打をかけた残り打席は二ゴロ、二飛に倒れ「狙っていたけど、持ってなかった」と頭をかいたが、先発全員の16安打、CS最多タイ記録となる15得点の猛攻の中心に上林がいた。

 「松田さんが外れた姿を見て、外れるのは自分だと思っていた。結果が出ないとこうなるのが短期決戦」と危機感があった。2試合で9打数1安打。昨季は定位置を獲得しながら、楽天とのCSファイナルSは1、2戦とも無安打で、その後出番がないまま5戦目に出場選手登録を外れた。その日に日本シリーズ進出が決まり、祝勝セレモニー中は涙が止まらなかった。

 雪辱を期す10月。「CSだとか特別な意識をせず、自分を信じてやるだけ」。夏場以降に調子を落とした昨年の反省から、体重維持に努め、9月以降は打率・322。今季はシーズン途中からバットの先端をくり抜き、しっかり振れるように工夫もした。

 三塁打を打った17日の試合前に長谷川勇とキャッチボール。「昨日(18日)打ってないからやるぞ」と誘われ、この日も相手をしてもらっての猛爆だ。これで2勝2敗のタイ。23歳の外野手が輝けば、打線によどみない流れが生まれる。 (後藤 実穂)

 《CSワンステージで史上初2桁得点2度》公式戦2位のソフトバンクが2勝2敗のタイに戻した。この日は16安打で15得点の猛攻。プレーオフ、CSの1試合最多得点は77年パ・プレーオフ第1戦で阪急が挙げた18点だが、CSでは13年パ・ファーストS第2戦の西武と並ぶ最多タイ記録になった。また、ソフトバンクはファイナルS第1戦でも10―4で勝利。プレーオフ、CSのワンステージで2度のチーム2桁得点は初めて。日本シリーズでも05年ロッテが第1戦から3試合連続10得点があるだけで、ポストシーズンでは13年ぶり2度目だ。

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