富士通アイソテックベースボールクラブ八百板4打点 弟は楽天でプレー

[ 2018年9月12日 05:30 ]

スポニチ後援第43回全日本クラブ野球選手権大会第2日・1回戦   富士通アイソテックベースボールクラブ9―3MSH医療専門学校 ( 2018年9月11日    メットライフドーム )

<MSH医療専門学校・富士通アイソテックベースボールクラブ>4回、中越えへソロを放った富士通アイソテックベースボールクラブ・八百板はポーズを決める
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 1回戦4試合が行われた。富士通アイソテックベースボールクラブ(東北)は9―3でMSH医療専門学校(中国・四国)に逆転勝ちし、2年ぶりに初戦突破。楽天・八百板卓丸外野手(21)の兄・飛馬外野手(22)が、本塁打を含む2安打4打点と活躍した。12日は準々決勝4試合が行われる。

 1点を追う4回1死だった。乾いた音を響かせ、八百板の打球はセンター方向に一直線。ドライブが掛かり、バックスクリーン左脇に着弾した。推定130メートルの同点弾だ。

 「チームに勢いをつけたいと、思い切り打てた。あんなに飛ぶとは思わなかった」

 4番にして主将も任される5年目は、再び1点差の8回無死満塁で同点犠飛。9回は3点を勝ち越した後に中堅フェンス直撃の2点二塁打でとどめを刺し、役割を全うした。

 打撃時の手袋は、弟の卓丸から渡されたものを使う。Bクラスが確定的となった楽天が来季をにらむ中、弟は5日に約3カ月ぶりに1軍に再昇格。アピールを狙う。「社会人になって、兄弟そろって野球を続けられるのは幸せ。僕の結果を見て、あっちが刺激を受けてほしい」。活躍するステージは違えど、兄は自らのバットで強力なエールを送った。 (池田 翔太郎)

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2018年9月12日のニュース