ソフトB今宮V弾!9月3度目勝利打点 勝負のロード快勝発進

[ 2018年9月12日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―1楽天 ( 2018年9月11日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>3回、2ランの今宮はベンチのナインに迎えられ笑顔(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンクは11日、楽天を6―1で下し3連勝とした。今宮健太内野手(27)は3回に右越え11号2ランを放つなど2安打3打点をマーク。9月は3度目の決勝打と、勝負強さを発揮している。先発の東浜巨投手(28)は6回1失点で自身3連勝。投打がかみ合ったチームは、約2週間の遠征の初戦を快勝で飾った。

 仙台の風は、左翼から右翼方向に吹いていた。0―0の3回1死一塁。今宮が放った打球は、右翼席最前列で弾んだ。追い込まれながら安楽の投じた外角スライダーを確実にミートし、先制の11号2ランでチームを勢いづけた。

 「次につなげようと思って入った。しっかり捉えられたが風がなかったらライトフライだったと思う。風のおかげ」

 初回無死一塁では通算291個目の犠打でチャンスを広げ、4回1死一、三塁では左犠飛で追加点を挙げた。6回には右前打を放ち、2安打3打点。2番打者としてマルチな働きを見せた。工藤監督は「(今宮は)逆方向にホームランが出たし、一打席一打席で集中している」と目を細めた。

 チームは9月は8試合で6勝2敗。その内、3度の決勝打をマークするなど勝負どころでの集中力が際立っている。好調の要因については「タイミングの取り方。そこだけを意識している」と、両手首をリラックスしながら構え、反動を利用して鋭い当たりを広角に打ち分けている。最近20試合でノーヒットは1試合だけ。1カ月前は打率・233だったが、・264まで上げてきた。

 首位・西武が勝ったためゲーム差は4のまま。逆転優勝へ向け厳しい状況は続くが、15日からは敵地での直接対決3連戦が控える。指揮官は「とにかく勝っていくしかない。また明日、いいゲームができるように」と表情を引き締めた。

 ▼ソフトバンク・柳田(9回に右越え33号ソロ)ホームランを打ちたいと思って打席に入った。いいスイングができた。

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