勝ったと思ったけど…阪神 ドリス以外は完璧リレー

[ 2018年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6―7中日 ( 2018年9月11日    甲子園 )

<神・中>6回に登板した桑原(撮影・大森 寛明)
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 勝利のシナリオは、ほぼ完ぺきに仕上がっていた。最後に守護神ドリスが打たれ、方程式こそ成立しなかったが、虎のリリーフ陣が、メッセンジャーの危険球退場という緊急事態を救ったのは、紛れもない事実だ。

 試合の流れを呼び込んだのは、同点の6回から3番手で登板した桑原だ。「自分の仕事はできたと思う」。下位打線から簡単に2死を奪い、平田も150キロの直球で空振り三振に斬り1回無失点で役割を全うした。

 7回からマウンドに上がった能見は、京田、大島の俊足コンビをともに内野ゴロに仕留め、ビシエドには死球を与えたが、アルモンテをフルカウントからフォークで空振り三振。「仕事、仕事」と振り返ったベテランは39歳106日で、福原(39歳105日)を抜く球団最年長ホールドを記録した。

 仲間たちがバトンをつないできた思いを体現したのは一時、勝ち越した直後に登板した藤川。高橋は直球、福田はフォークで空を斬切らせると、最後は武山も148キロ直球で3者連続三振を奪った。

 シーズン終盤を迎え、投手陣の結束は強い。先週の広島遠征中には、先発、中継ぎ陣がそろっての「投手会」を開催。藤川、能見のベテランも参加して鉄板を囲み、フル回転へ決意を固めた。

 だからこそ、ドリスの乱調で痛恨の黒星を喫しても、誰もが前を向いた。「また明日から頑張ります」と言葉に力を込めたのは、この試合で14、15年の福原以来となる2年連続30ホールドポイントに達した桑原。藤川は「また明日から前向きにやっていかないと。止まっている時間はないので」と次のマウンドを見据えた。ブルペン陣は、気持ちを一つに、全力で次の1試合を取りにいく。(遠藤 礼)

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