愛工大名電、30年ぶり初戦突破!「超攻撃野球」で初出場の三重・白山破る

[ 2018年8月11日 19:00 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第7日・2回戦   愛工大名電10―0白山 ( 2018年8月11日    甲子園 )

<愛工大名電・白山>初回、無死三塁で愛工大名電・西脇が中前に先制適時打を放つ(投手・岩田)(撮影・成瀬 徹)
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 第100回全国高校野球選手権記念大会第7日は11日、甲子園球場で行われ、第4試合は5年ぶり12度目出場の愛工大名電(西愛知)と初出場の白山(三重)が対戦。「超攻撃野球」の愛工大名電が10―0で勝ち、夏の甲子園での連敗を8で止め、88年以来30年ぶりの初戦突破を決めた。

 初戦唯一の隣県対決。初回表、白山の攻撃を無失点に抑えて迎えた裏の攻撃。先頭打者の柳本が二塁内野安打で出塁すると、相手投手のけん制が悪送球となり一気に三進。無死三塁で2番西脇が中前打を放ち先制した。1死一、三塁の場面では5番後藤の遊ゴロの間に三塁走者が生還。2死二塁として6番永井の中前適時打で加点した。

 5回に3番稲生の中前適時打、5番後藤の2点タイムリー、7番堀内の右前適時打で4点を奪うと、6回に1点、8回には8番安井と2番西脇のソロ本塁打で加点しリードを広げた。

 昨年は夏、秋ともに中京大中京に敗退。倉野光生監督は打ち勝つスタイルへの転換を決意し西愛知大会は7試合で9本塁打、64得点と成果を発揮。この日の試合も2桁安打2桁得点と打線が爆発した。

 先発の室田は4回を投げ無失点。5回からは秋山が登板し快投。完封リレーで勝利に貢献した。

 白山は07年から16年まで10年間、三重大会初戦敗退からの初出場。甲子園初勝利を目指したが、名門の壁は高かった。

 ≪愛工大名電の甲子園≫センバツでは2005年に優勝しているが、夏は名古屋電気時代の81年のベスト4が最高。88年に2回戦で勝ち3回戦に進出したが、90、98、03、05、06、07、12、13年に初戦で敗退していた。夏の甲子園は通算5勝11敗、春の選抜は16勝8敗。

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