伊東勤氏の交流戦展望 絶対的エース不振のパ 打線いい広島、DeNAはチャンス

[ 2018年5月29日 11:30 ]

DeNAの筒香
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 パ・リーグ優勢が続く交流戦は、今年はどうなるのか。昨季までパのロッテで監督を務めたスポニチ本紙評論家・伊東勤氏が展望した。

 交流戦の様相は今年は少し変わるかもしれない。パに昨季までの決め手がない。セを圧倒してきた最大の要因は先発投手の差だった。今年はどこも絶対的なエースが不振というか、試合を任せれば勝つという投手は西武の多和田らごく一部だろう。その分、どの球団も中継ぎ陣に負担がかかっている。昨季王者のソフトバンクも投手陣に疲れが見える。サファテがいない(右股関節の手術)のも大きい。付けいる隙はある。

 セで打線がいいチームにはチャンスだ。DeNAは上がっている。面白い存在だ。広島も相変わらずしっかりつながる。この2チームには打線を引っ張る選手がいる。いい試合ができるだろう。

 パは決め手がない。西武も一時期の勢いはない。その中で外国人選手が打ち始めた楽天は注目だ。スタートダッシュに失敗した分、交流戦でひと暴れしようという勢いがある。

 指名打者(DH)制があるパが有利と言われるが、セにも打てる野手はいる。むしろ普段投手が打席に入らないパの方が不利といえる。パの監督は投手を何番に入れるかも迷うし、投手に代打を出すタイミングもある。戦い方が違うセの本拠地はパには難しい。

 交流戦は同一リーグで「一人負け」も起こる。昨年までパで指揮を執ったが、リーグ順位より目の前の敵と戦うことに集中した。球場に表示されるから他球場の途中経過は嫌でも目に入ってしまうけどね。 (スポニチ本紙評論家)

 《セ本塁打増》セは今季、本塁打が増加傾向にある。6球団の本塁打は53本のDeNAを筆頭に計235本。昨季の交流戦開幕前の時点では計189本で46本も増えている。長打率も・387で昨季の同時期の・361からアップ。過去13年の交流戦はパが通算981勝872敗55分けとセを圧倒しているがセは長打力が増した打線で巻き返せるか。

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