巨人ドラ1鍬原 初登板初勝利へ菅野塾 エースが歓迎「待ってたよ」

[ 2018年5月29日 05:30 ]

鍬原(右)にスライダー系の変化球の握りと投げ方についてレクチャーする菅野(撮影・篠原岳夫)
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 今年で14年目を迎える「日本生命セ・パ交流戦」が、29日にセ・リーグの本拠地6球場で開幕する。巨人はドラフト1位・鍬原拓也投手(22)が、31日の日本ハム戦(東京ドーム)でプロ初先発予定。28日は川崎市のジャイアンツ球場で行われた1軍投手練習に参加した。球団では05年の野間口貴彦以来となる、ドラフト1位投手の初登板白星を目指す。

 守備練習を終え、鍬原は意を決して菅野の元に駆け寄った。そして、白球を持って実演を交えて話す絶対エースの言葉に、必死に耳を傾けた。スライダー系の変化球を放つ際の手首の角度やひねり方などについて、5分間の特別講義。「疑問に思ってたことをアドバイスしていただいた。本当に分かりやすかった」と振り返った。

 その後は早速、ブルペンで復習に励んだ。「斜めにいくんじゃなくて、横に曲がる」などと捕手に確認を取りながら反復練習。「早く感覚をつかめた。投げていきながら良くしたい」と習得に意欲を見せた。

 上半身のコンディション不良で開幕に間に合わなかったが、2軍戦26回1/3で37奪三振と結果を残した。菅野も心待ちにしていた。練習前には「待ってたよ、一緒に頑張ろう」とロッカーで鍬原を歓迎。「力になってあげたい。生え抜きが出てくるのはチームにとってもうれしい。頑張ってほしい特別な思いはある」と目を細めた。

 4連敗で借金1と、13連敗まで及んだ昨季と同じ状況で迎える交流戦。高橋監督は「セ・リーグ全体が苦しんでいる。そこをうまく戦いたい」と浮上のきっかけに考えている。新人が交流戦で勝てば13年の菅野以来。はい上がってきたドラフト1位右腕には、嫌な流れを振り払う期待がかかる。 (池田 翔太郎)

 ◆鍬原 拓也(くわはら・たくや)1996年(平8)3月26日生まれ、岡山県出身の22歳。3歳で奈良に転居して小3で野球を始める。北陸(福井)では甲子園出場なし。中大では1年春から東都大学リーグ戦に登板し通算44試合で11勝13敗。今季イースタンで5試合を投げ2勝2敗。1メートル77、76キロ。右投げ右打ち。

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