打者・大谷「進歩」の四球 マーも認めた選球眼で「しっかり取った」

[ 2018年5月29日 08:07 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―3ヤンキース ( 2018年5月27日    ニューヨーク )

<ヤンキース・エンゼルス>4回無死一塁、田中から四球を選ぶ大谷(撮影・大塚 徹)
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 悔しさがこみ上げてきた。エンゼルス・大谷はプホルスの休養により、今季3度目の4番で出場したが、田中に2打数無安打2三振。その結果がそのまま勝敗に直結した。主砲としての役割を果たせず「凄い勉強にはなりましたけど、やっぱり勝ちたかった。悔しさが残るゲーム」と唇をかんだ。

 日本ハム時代に対戦したのは13年だけで、安打すら打てなかった。同年、田中は24勝無敗と神懸かり的な成績を残し、新人だった大谷も手玉に取られ「勝負にならなかった」と振り返る。投げ合う予定が、自身の登板延期で投打での対決に変わった。日本で一流打者となり、メジャーでも開幕から6本塁打を放って迎えた5年ぶりのリベンジマッチ。敵地で恒例となったブーイングを浴びながら「普段と変わらずに自分の仕事ができれば」と平常心で打席に入った。

 しかし、通算5度目の対戦でも快音は聞かれず、日米通算で13打数無安打8三振。6回の最後の対戦では自身も武器にするスプリットに体勢を崩して空振り三振に倒れた。「あっちのペースで自分が振らされている感じ」と脱帽し、ヤ軍投手陣の徹底した外角攻めで自己ワーストの3試合連続無安打となった。

 「変化球の割合が凄く多い。いい悪いは別として、そこが日本とは違う。(速球は)微妙に動いていたりとかも違う」。メジャーでもまれた田中の変化を感じ取る一方で、自らの成長も確認できた。抜群の制球力を誇る田中を攻略するためには粘り強く、失投を待つしかない。その失投は来ず2三振を喫したが、田中も認めた選球眼で2打席目は四球を選んだ。「四球を取るというのはヒットより難しいところもある。球の見え方は進歩している」。守護神チャプマンとの2度目の対決でも四球で出塁し「もらったものではなく、しっかり取ったフォアボール」と胸を張った。

 大谷にとって「(田中との差が)詰まっているのか」を確かめる戦いだった。チームがプレーオフに出なければ、今季の対戦はない。差が縮まったとはっきり言えるまで、二刀流を磨いていく。

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