山形中央、完封リレーで初の3回戦!東海大四、延長で守備に乱れ

[ 2014年8月19日 11:42 ]

<山形中央・東海大四>10回1死三塁、高橋隆が決勝となる左前打を放つ。投手西嶋
Photo By スポニチ

第96回全国高校野球選手権大会2回戦 山形中央2―0東海大四

(8月19日 甲子園)
 第96回全国高校野球選手権大会第9日は19日、甲子園球場で2回戦3試合を行い、第1試合は山形中央(山形)が延長10回の末、東海大四(南北海道)を2―0で下して初の3回戦進出を決めた。

 山形中央・佐藤僚、東海大四・西嶋と両先発の好投で投手戦となった試合は、お互いにゼロ行進のまま延長戦へ突入。だが、延長10回表にまさかの展開で山形中央に両チーム通じて初の得点が入り、そのまま逃げ切った。

 山形中央はこの回、先頭の7番・高橋稜が四球で出塁。続く8番・阿部宏の打席で相手捕手が一塁へけん制球を投げたが、これが悪送球となり、さらにカバーに入った右翼手も三塁へ悪送球というダブルエラーとなり、走者は一気に三塁へ。1死後、途中から9番に入っていた高橋隆が左前打を放ち、待望の先制点をもぎ取ると、この高橋隆が二塁への盗塁を仕掛けた際に相手捕手が二塁へ悪送球し、さらにバックアップに入った中堅手が三塁へ悪送球。この回2度目のダブルエラーで2点目も入った。

 山形中央の先発・佐藤僚は5回を終えノーヒット投球のまま降板。6回から登板した2番手の右腕エース石川はMAX148キロの直球を武器に5回5安打無失点リレーで勝利をものにした。

 東海大四はそれまでの9イニングでノーエラーだった守備陣が、10回の1イニングで4失策と守備が乱れたのが痛かった。

 また、東海大付属校は今大会に代表校4校を送り出していたが、東海大四の敗退ですべて姿を消した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月19日のニュース