延長11回完投&勝ち越し弾も…広陵エース吉川「皆に申し訳ない」

[ 2014年8月13日 20:08 ]

<三重・広陵>9回、三重に同点に追いつかれた吉川(左)、太田の広陵バッテリー

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 広陵4―5三重

(8月13日 甲子園)
 延長11回の末、三重(三重)にサヨナラ負けを喫した広陵(広島)の中井監督は「選手は持っている力を出してくれた。もっと出せなかったのは私の責任です」と選手をかばった。

 2回に広兼の二塁打と吉川の犠飛で2点を先制。2―2で迎えた7回には、吉川の大会第9号となる勝ち越しのソロ本塁打などで再び2点のリードを奪った。

 だが、延長10回の2死三塁、11回の1死二、三塁とチャンスでともに無得点に終わり、最後は押し出し四球でサヨナラ負け。

 延長11回を1人で投げ抜いたエースの吉川は、「守ってくれた皆、応援してくれた皆に申し訳ない。最後はど真ん中を目がけて思い切り腕を振った。延長に入ってから、皆に“お前が投げて負けるなら仕方ない”と言ってもらった」と悔やんだが、投げるだけではなく打っても勝ち越しのソロ本塁打を含む2安打2打点と活躍。投打に奮闘したエースに、中井監督は「広陵のエースを信じて見守った」と最後の場面を振り返り、「負ける時はこういうものです」と絞り出すように話した。

続きを表示

2014年8月13日のニュース