ソフトB 3年ぶり9連勝 松田&本多不在でも金子がいる!

[ 2014年8月13日 05:30 ]

<ソ・楽>6回2死一、三塁、左前に逆転のタイムリーを放つ金子

パ・リーグ ソフトバンク2-1楽天

(8月12日 熊本)
 ファウルのたびに熊本の観衆がどよめいた。ソフトバンクが1点を追う6回2死一、三塁。11球目を金子が打ち返す。打球は左中間で弾み、逆転の2点二塁打となった。

 追い込まれても、粘りに粘った。3球ファウルを続けて1球ボール、さらに2球をファウル。「粘っている中で感じがつかめてきた」と、前の打席で三振したチェンジアップを最後に捉えた。

 左手薬指骨折の本多に代わり、二塁手として3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初先発。無安打でも四球を選ぶなど毎試合出塁を続け、プロ11年目で初めて上がったお立ち台で「(体力的に)最初はきつかったけど、慣れてきた」と笑った。昨年までの安打はわずか30本。内野のユーティリティーは「(自分のできることを)やって駄目だったら仕方ない」と割り切りながらも、しっかり起用に応えている。

 松田、本多の主力が離脱している状況で、連勝を3年ぶりの「9」に伸ばした。「代わりの連中がよく頑張っている」と秋山監督。チーム力が問われる夏場に、29歳の金子が層の厚さを証明した。

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2014年8月13日のニュース