ハム中村 無傷5連勝 母校・春日部共栄の快勝がパワーに

[ 2014年8月13日 05:30 ]

<日・ロ>5勝目を挙げた中村

パ・リーグ 日本ハム5-2ロッテ

(8月12日 札幌D)
 中村が連敗を止めた。7連敗で迎えた本拠地・札幌ドームでのロッテ戦に先発した中村勝投手(22)が8回2失点。113球の奮闘でリードを守り切った今季負けなしの5勝目を手にした。5年目右腕の奮闘に応えた打線も、中軸打者3人が本塁打を共演しての快勝。11日ぶりの白星に夏休みの札幌ドームが大いに盛り上がった。

 連敗を止めたい。ただその一心で、中村は目の前の打者と対じした。

 「何とかいいピッチングがしたかった」

 マウンド上で細身の体を目いっぱい躍動させた。気迫がみなぎる。テンポ良く、必死に腕を振りながら緩急を巧みに操った。そして手にした無傷の5勝目。「チームが連敗中だったので最高の結果になったと思います」。中村にとって連敗ストッパーになれたことが何よりの勲章だった。

 先制した直後の3回、同点に追いつかれても集中力は切れない。直球は130キロ台半ばが中心。それを速く見せる、大きなカーブが有効だった。6回にデスパイネにソロを被弾したが、その後は一人の走者も許さず8回を6安打2失点。113球で先発としての役目を十分に果たした。

 飛躍を期待された5年目。勝負のシーズンはキャンプから負傷で出遅れ。4月17日の今季初登板も5回持たずにKOされた。約1カ月の2軍生活では初心に帰って、持ち味である緩急で抑えるスタイルを再確認。5月16日のロッテ戦(札幌ドーム)で今季初勝利を挙げて以降は負けなしの5勝で、過去4年間で挙げた勝ち星を超えた。

 発奮材料もあった。母校・春日部共栄(埼玉)が夏の甲子園開幕試合で今センバツ優勝校の龍谷大平安(京都)に快勝。自身は踏むことが出来なかった聖地で躍動する後輩たちの姿に勇気をもらった。そんな中村を就任以来厳しく育ててきた栗山監督も「素晴らしかった。安定感が増して、ローテーションを守れるところまで来ている」と評価した。4位との直接対決を制してトンネルを抜け出した。「次は9回まで投げきれるようにしていきたい」。頼りになる中村の力投で、チームは息を吹き返した。

 ▼厚沢投手コーチ (中村について)カーブがいつでもストライクが取れる、軸となる球になっている。重圧があったと思うけど、期待に応えてくれた。

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