牧田 3者3K締め フォームで“緩急”最速128キロでも十分

[ 2013年2月24日 06:00 ]

<日本・オーストラリア>3者三振で最後を締め、相川(左)と握手をかわす牧田

侍ジャパン壮行試合 日本3―2オーストラリア

(2月23日 京セラドーム)
 世界を驚かせるには十分過ぎるデモンストレーションだった。1点差の9回、侍ジャパンの守護神としてコールされたのは牧田(西武)だった。地上すれすれからボールを放つサブマリンは、オーストラリア打線を3者三振。侍初セーブを手にした。

 「久しぶりの抑えで緊張した。2年ぶりですね。(抑えは)1球で試合が決まる。しっかり気持ちを込めて投げた」

 18球中14球が直球。最速は128キロで、田中のような150キロの剛速球はない。しかし、球速以上に見せる技術がある。9回無死、カンディラスを真ん中高めの124キロで空振り三振。真骨頂はここからだ。代打のバタグリアは1ボール1ストライクから2連続ファウル。

 「タイミングが合ってきている。フォームで強弱をつけた」。2ボール2ストライクからの6球目。走者がいない状況でクイックモーションから投じた。始動から捕手が捕球までは1・1秒台で合格だが、牧田のそれは1・0秒台の超速。相手は驚きの表情で手が出ない。ボールとなったが、フルカウントではゆったりしたフォームで投げた。124キロ直球につられるようにボール球にバットが出た。

 もう、止められない。2安打のハーマンはカウント3ボール1ストライクからファウルを打った。「ファウルが真後ろに飛んだ」と牧田は危機を察知し、今度はセットでボールを長く持つ。極限までじらして投げた127キロ直球は真ん中付近だったが、投げる前の駆け引きで勝負はついていた。3者連続三振だ。

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