大谷 投手の「握り」で狙った!非凡さあふれる投ゴロ併殺打

[ 2013年2月24日 06:00 ]

<日・神>4回1死満塁、代打・大谷は投前併殺打に倒れる(投手・伊藤和)

オープン戦 日本ハム6-15阪神

(2月23日 名護)
 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)は、阪神戦に代打で途中出場。注目の初打席は投ゴロ併殺打に終わったが、変化球への対応に非凡さを見せた。その後は右翼の守備に入り、3度の飛球を無難に処理。24日は午前中にブルペン投球を予定し、午後の広島戦(名護)は体調次第でスタメン出場する可能性も出てきた。

 球場を包む歓声が、ため息に変わった。大谷が代打で登場したのは一発出れば同点という4回1死満塁。2年目・伊藤和の5球目フォークを打って投ゴロ併殺に倒れた。

 「落ちる系の球は頭にあった。投ゴロ以外ならゲッツー崩れで1点もあった。最悪です」

 反省の言葉を並べた18歳だが、その後に驚きの言葉も口にした。追い込まれてからファウルにした、4球目について。「握りが見えた。ボール気味だったけど、いってもいいかなと思いました」

 1ボール2ストライクから内角低めに食い込んでくるスライダー。直球が3球続いた後の変化球、しかも左打者の泣きどころである膝元のコースに難なく対応した。

 「たまたま走者も(二塁に)いて握りが見えたのもある。僕は結構握りは見る方です」。対外試合デビュー戦。好機での出番に「よっしゃ!と思った」という。そんな中でも冷静に相手投手、そして状況を分析。同じ左打者として日本ハム、阪神で活躍し、ネット裏で見守った片岡篤史氏(スポニチ本紙評論家)は「外角をファウルした後の内角へのスライダーにもしっかり反応していた。右投げ左打ちの打者は軸が前にいきやすい傾向があるが、大谷は軸がぶれていない」と評価した。

 新人離れした打席での対応力は併殺打となった5球目にも表れている。2安打した17日の紅白戦(くにがみ)は最後の打席で植村のシンカーに空振り三振。プロのウイニングショットにかすることもできなかっただけに、栗山監督も「そこに意識を持ちながらの打ち方。悔しいと思うけど、前に進めるかどうかが大事。考えられる対応をしている」とうなずいた。

 凡退後はプロ初の右翼の守備へ。中継プレーでまずい送球があったものの3つの飛球は無難に処理した。6回2死ではネクストバッターズサークルで準備を進めたが大引が三ゴロ。直後の守備から退いた。当初から代打の後は2イニング守備に就かせる予定だった指揮官も「悪魔がかなりささやいた」と、もう1イニング守らせることを考えたほどだった。

 24日の広島戦はスタメン起用も検討されている。夜間練習で1時間打ち込んだ大谷。凡打でも非凡な才能を見せつけた。

 ▼阪神・和田監督 今はもちろん、将来性もある。(バットの芯で)捉えた打球は飛距離が出るよね。

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