稼頭央4打点!侍打線組み替えズバリ13安打10得点

[ 2013年2月24日 22:22 ]

<オーストラリア・日本>日本先発の前田

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指す日本代表は24日、大阪市の京セラドーム大阪で壮行試合の第2戦を行い、オーストラリア代表に10―3で快勝、2連勝で3月2日に開幕する1次ラウンドに弾みをつけた。先発の前田健(広島)は3回を2安打3失点と不安を残したものの、組み替えた打線が13安打と爆発した。

 前日は相川(ヤクルト)の3ランで3―2と逆転勝ちした侍ジャパンだが、打線は7回まで1安打と沈黙。山本監督はこの日、1番に坂本(巨人)、2番に松井(楽天)、3番に内川(ソフトバンク)を起用。長野(巨人)を5番に、8番には角中(ロッテ)を入れる新打線を組んだ。

 初回、いきなり打線組み替えがはまった。先頭の坂本が四球で出塁し、松井の送りバントで1死二塁とし、3番の内川が中前適時打。浩二ジャパン初のタイムリーで1点を先制すると、2死後、内川が二盗に成功し、長野の右前打で生還。この回2点を奪った。その裏、前田健は3者凡退と上々の立ち上がり。

 2回、日本は8番からの攻撃で3者凡退。その裏、前田健は先頭のウェルチに右越え二塁打を許したものの、後続を抑え、無失点で切り抜けた。

 オーストラリアは3回から2番手のサールがマウンドへ。日本は1死から内川、阿部(巨人)の連打で一、三塁としたが、長野の右飛でタッチアップした内川が本塁で憤死。無得点に終わった。その裏、前田健は先頭から2者連続の四球を与え、何とか2死にこぎつけたものの、3番ヒューズに左越え3ランを浴び、逆転を許した。

 4回、日本は中田(日本ハム)、角中の連打と敵失で2死満塁とし、松井が右翼線への走者一掃三塁打を放ち、3点を奪って逆転した。その裏、沢村(巨人)がマウンドへ。ヒューバー、ウォーカーに連打を許し、M・ケネリーには四球を与えて無死満塁のピンチを招いたが、アダムソンを空振り三振、デービーズを三ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。

 5回、オーストラリアは3番手でソーポルドが登板。日本は4番・阿部からの攻撃だったが、3者凡退。その裏、沢村もオーストラリア打線を3者凡退に抑えた。

 6回、日本は1死から角中の右前打と敵失で1死一、三塁とし、坂本の右犠飛で1点を追加。さらに2死二塁から松井の中前打で1点を加え、リードを4点に広げた。その裏、沢村が2死からウォーカーに左前打を許し、遊ゴロ失で2死一、二塁のピンチを招いたが、3番手で登板した森福(ソフトバンク)がアダムソンを投ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

 7回、日本は1死から敵失で長野が出塁したが、無得点。その裏、4番手で登板した摂津(ソフトバンク)はオーストラリアの攻撃を3人でピシャリ。

 8回、日本は角中の四球、坂本の左前打などで2死二、三塁とし、内川の2点左前適時打。さらに内川の代走・本多が二盗を決め、途中出場の炭谷(西武)中前適時打でこの回計3点を加えた。その裏、5番手の今村(広島)が3者凡退の好投。

 9回、日本の攻撃は3者凡退。その裏、6人目の山口(巨人)が3者凡退で締めた。

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