レ軍指揮官の不安的中も ダル 5失点後変化球で持ち直す

[ 2012年4月10日 12:50 ]

 スタンドからはレンジャーズのファンの悲鳴に近い声が漏れた。期待と注目を一身に集めたダルビッシュが一回、押し出し四球を出すなど制球が定まらずに4失点した。

 「ポイントは速球のコントロールになるだろう」。ダルビッシュの登板前、レンジャーズのワシントン監督は、日本から来た右腕の初登板の成否を握るカギをそう話していたが、不安は的中した。

 いきなり152キロの速球を投げたが、先頭打者にストレートの四球を許すと、あっという間に2失点。8番川崎にも押し出しを与えた。球が高めに行き、球威では勝っているものの、バットに当てられると、不運なヒットが続いた。2回にもイチローの二塁打から1点
を失った。

 ベンチで捕手のナポリ、マダックス投手コーチと話し合ったのか、3回からは変化球を多めに使った。これで持ち直したダルビッシュに打線が応え、3本塁打で同点、逆転、追加点と、一気に勝利投手の現実味を帯びることになった。

 「普通の登板の一つにすぎない」と涼しい顔で答えていたものの、やはりメジャー初登板。ファンを魅了する投球ではなかったが、不調な時でも修正できる能力の高さを示したことは、チームメートの信頼を別の意味で得たのかもしれない。

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