米メディアもダルを大きく報道 立て直した投球を評価

[ 2012年4月10日 18:17 ]

 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)のデビューから一夜明けた10日、地元紙のダラス・モーニング・ニューズは1面のトップで「シェーキー・スタート(不安定な始まり)」との見出しで、不安定な立ち上がりながら勝利投手になった9日の本拠地でのマリナーズ戦を報じた。

 現地で観戦した日本人ファンの声を集めた記事など大々的に報道。スポーツ面でも「不安定な序盤を克服し、打線の援護で勝利をつかんだ」とし、「異国の地にやってきた25歳の若者。成長に伴う痛みは予想内」など批判的には報じなかった。

 全国紙USAトゥデーはスポーツ面で「速球やすべての球を操れなかった」などと一回の乱調を振り返り、日本の報道陣が大挙して押し寄せた様子も伝えた。

 地元紙フォートワース・スター・テレグラム(電子版)は名前にかけて「勝利に向けてうまくUターンした」と評価。

 シカゴ・トリビューン紙(電子版)は大投手だったライアン球団社長もメジャー初先発では精彩を欠いたと紹介。同社長が期待の大型新人を「(先発4番手で)出番を待ったこの3日間はつらく、永遠のように長く感じたはず」と緊張を覚えながら、苦境を脱したことを評価したと伝えた。

 スポーツ専門局ESPNやFOXテレビも、一回に42球を費やした乱調から白星を手繰り寄せたのは「信じられない」と指摘した。(共同)

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2012年4月10日のニュース