由伸ミス…古城が救った!9回起死回生の逆転打

[ 2011年9月29日 06:00 ]

<横・巨>7回無死満塁、一ゴロを放った高橋由の背中に捕手の細山田の送球が当たるが守備妨害でアウトになる

セ・リーグ 巨人2-1横浜

(9月28日 横浜)
 苦しんだ。巨人は敗色濃厚の展開を、古城の逆転適時打でひっくり返した。原監督は「あの手もこの手もその手も使わないと、なかなか点が入らない。9回に全員で取ってくれた。(高橋)由伸を、チームを救ってくれた」と安どの表情を浮かべた。

 拙攻の象徴は0―0で迎えた7回だった。無死満塁の絶好機。高橋由のカウントは3ボール1ストライクだった。高確率で得点が期待できる場面。しかし、打球は一ゴロ。横浜は3―2―3の併殺を狙ったが、捕手・細山田の送球が一塁へ走る高橋由の右肩を直撃。送球がファウルゾーンへ転々とする間に、2者が生還した。

 歓喜のベンチ。ところが瞬時に暗転する。高橋由がファウルラインの内側を走ったとして守備妨害の判定。走者の生還は認められず併殺打。無死満塁が2死二、三塁となり、無得点。猛抗議も判定が覆らなかった原監督は「完全にボールはそれている。しかし、1足ぐらい(インフィールドに)入っていたため守備妨害ということ。何とかあそこでベテランがという形だったから」と振り返った。高橋由は無言で球場を引き揚げた。ミスの重みを理解しているからこそだ。

 この痛恨のプレーを伏兵が救った。0―1の9回無死二、三塁から古城が「(前の打席で)犠打を2回失敗したけど、気持ちの切り替えは人の3倍速い。1点でも多く取れば良いという雰囲気だった」と左中間へ逆転の2点適時打。取りこぼせない最下位・横浜相手に土壇場で逆転し、3連勝で貯金は今季最多の4になった。

 ≪公認野球規則6・05≫打者は、次の場合、アウトとなる。
 (K)一塁に対する守備が行われているとき、本塁一塁間の後半を走るに際して、打者がスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走って、一塁への送球を捕らえようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合。この際は、ボールデッドとなる。
 ただし、打球を処理する野手を避けるために、スリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走ることはさしつかえない。

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