阪神 城島提言で国士舘大の樋口獲り

[ 2010年4月28日 06:00 ]

阪神がドラフト上位候補にリストアップした国士大・樋口

 阪神が今秋ドラフトの上位指名候補として、国士舘大の左腕・樋口裕史投手(4年)をリストアップしていることが27日、分かった。

 同投手はサイドから最速142キロの速球にスライダー、シュートなどを操る。正捕手の城島が球団に「左で切れのいいシュートを投げる投手がいれば面白い」と提言。

 巨人・小笠原や中日・森野ら他球団には左の強打者がそろうだけに、外へのスライダーだけではなく、内角をえぐるシュートも持ち合わせる左腕が必要不可欠との現場の目だった。現在、阪神の中継ぎ左腕は、筒井、川崎、そして2軍調整中の江草の3人。投球スタイルこそ違うが、ともに上手投げで、サイドの樋口は魅力だ。樋口は大学野球では珍しい救援専門。3年秋までの2部の6シーズンで通算47回1/3を投げて53三振を奪っている。

 ◆樋口 裕史(ひぐち・ゆうじ)1989年(昭64)1月7日、埼玉県ふじみ野市生まれの21歳。小3から「上福岡イーグルス」で野球を始める。佐野日大に進学も、高1の9月に富士見に転入。3年春から背番号1。夏は埼玉大会3回戦敗退で甲子園経験なし。国士舘大では1年春(2部)からベンチ入り。家族は両親と姉。1メートル80、80キロ。左投げ左打ち。

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2010年4月28日のニュース