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「最後の一流し」で11・82キロキメジでV 荒川さん延長戦で大逆転!!

[ 2023年9月27日 07:52 ]

1位のマグロを釣り上げ笑顔を見せる荒川加奈美さん(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 【シップスマストカップ2023レディース鮪(マグロ)チャレンジ】女性だけの釣り大会「シップスマストカップ2023レディース鮪(マグロ)チャレンジ」が24日、神奈川県相模湾一帯を舞台に行われた。参加者58人は平塚・庄三郎丸の4隻に分乗し大物一発を目指した。その結果、18号船に乗船した東京都江戸川区の荒川加奈美さん(53=会社員)が11・82キロのキメジを釣り上げて優勝した。(久世 明子、岩田 浩史)

 勝敗を分けたのは「最後の一流し」だった。

 一発逆転の願いを込めて仕掛けを海に流した荒川さん。程なくして竿先がクン!としなった。ただ「竿を持っても重みがなく、キハダの感じはなかった」。気のせいだったかと再び竿を上げると今度はズッシリ重みが…合わせると道糸が走り始めた。

 にわかに秋めく海で4年ぶりに行われた女性のキハダ大会。強い北東の風に船は揺さぶられ、当たりのない時間が長く続いたが、状況は正午ごろ一変した。無線で「カツオがいる」と情報が流れ、散っていた約20隻が真鶴沖に集結。各船の船長は我先に群れの先頭を捉えようと操船、場所取りの接近戦となった。

 大会は午後1時までの予定だったが、僚船で本ガツオやキメジが上がり始めたため30分延長。荒川さんの竿が動いたのは午後1時25分ごろ。まさにギリギリのタイミングだった。キハダ歴約7年。これまで38キロなど5匹を釣り上げており、竿の重みでやや小型のキメジと感じていた。約10分の格闘の末上がってきた、11・82キロが金メダルに輝き「最後の最後に来てくれた。良かった」とホッとした表情を見せた。

 17号船でも最後の一流しにドラマがあった。ヒットした10キロ級が海中で大暴れし、9人の道糸が絡み合うオマツリに。キメジの口に掛かっていたハリは、東京都国分寺市の山口友里恵さん(37=会社員)のものと判断された。3回目の挑戦で初の本命だったが「オマツリで魚の重さが体感できなかった…」と苦笑いしていた。

 ○…納竿40分前、18号船に乗船した東京都世田谷区の三浦多希子さん(49=事務職)に強烈な当たり。「一気に110メートル突っ走られ、大物と確信しました」。その6分後、水面に出たのは無残にも、サメに食いちぎられた4キロの頭だけ。キハダを追い6年目。記録は30キロを筆頭に4匹と、この頭。大会では特別賞を受賞した。

 ▼総合賞(単位キロ) (1)荒川加奈美(江戸川区)11・82=18号船(2)山口友里恵(国分寺市)10・46=17号船

 ▼特別賞 三浦多希子(世田谷区)=18号船=敬称略=

 ▼APCの目 例年なら今が盛りのキハダ。異常気象の影響か今季はどうも元気が出ない。そんな中、開催2日前に小田原船が、50キロ超級3匹ゲットの朗報。船団は西の真鶴沖に集結した。“一発大物”を期待した18号船は参加者16人中、約半数が大物ゲットの経験者。昨年7匹、今季も2匹上げた凄腕もいる。大会は強い北風と波で終始苦戦を強いられたが納竿寸前、優勝の女神が舞い降りた。最後まで諦めない努力と、精神が実った形だった。(林 悠二)

 ▽主催
スポーツニッポン新聞社
東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
シップスマスト
 ▽協賛
エスビー食品、大塚食品、オカモト、オタフクソース、サクラ高級釣竿製造所、がまかつ、サニー商事、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、バリバス、マルキユー、マルサンアイ、宮島醤油、ヤマリア

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