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150センチ 49・6キロ 小田原沖モンスター級キハダ オダモンゲットだぜ

[ 2021年10月7日 07:15 ]

49.6キロのオダモンを仕留めた小船さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】「オダモン」が今、相模湾で暴れまくっている。主に西湘・小田原沖で釣れるモンスター級のキハダのことだ。50キロを超す大物で、最近になって60キロ超級も顔を見せだした。コンスタントな釣果が出ている葉山鐙摺・たいぞう丸でトライ!(スポニチAPC 林 悠二)

 「出て来たぞ~。今日一番の反応だ」――船の下に魚群反応がバリバリ出ているようだ。「食うぞ!」。23号船の舵(かじ)を握る山本真一郎船長の予想が的中。両舷のミヨシでダブルヒット!

 左舷で上がったのは11・4キロのキメジ。5分ほどで取り込んだが、右舷で掛かった魚はデカい。「400メートル巻いた」と話す道糸が、残り100メートルほど。その走りに合わせて船長が舵を切って追い掛ける。魚との距離がこの操作で徐々に縮まり、20分後に42キロの巨体をゲットした。開始早々の快挙、船上は一気にヒートアップ。

 電動リール主流の中、手巻きで42キロを仕留めたのは江戸川区の保科明男さん(49=会社員)。今季3回目にして初ゲットだ。

 「50歳になったら電動リールにしようと思っていた矢先の大物です」と、うれしさを爆発させた。

 この1時間後。「カツオは20、キハダ40メートル」の指示があってすぐのこと。

 「海中が凄いことになってるぞ。群れがいきなり入ってきた!」

 船長アナウンスの直後、左舷トモでヒット。

 弧を描く竿を握るのは、三郷市の小船哲史さん(42=建築業)でキャリア15年の常連さん。昨年は47・6キロを筆頭に5匹。そして今季は今4匹目と格闘中。ファーストランは90メートル。セカンドで190メートル走られた。身長1メートル65、体重58キロの小柄な小船さんだが「昨年の大物以上ありそう」と、強い引きに耐えている。25分後、船長を含めて4人掛かりで取り込んだキハダは、全長150センチ、49・6キロのモンスターだった。後半、左舷胴の間で48・3、28・5キロを追加して15人でキハダ4匹、キメジ1匹と上々の成果。この日、2隻でキハダのヒットは22回。「反応が出ると30分以上切れず、出っ放しだったね」とは山本船長。今季も「釣れる間は狙う」構えだ。

 ◆ここを注意!
 キハダの歯は鋭く、合わせが遅れると「のませ切れ」が起こる。この日も急な当たりに秒殺、瞬殺で苦い思いをした人も。「当たりがあったら即合わせる。口端のカンヌキに掛けるため」と船長。ドラグは最初硬め、重みを感じてから緩める。魚が走っている間は逆らわず走り優先。魚が上を向いたらドラグを締める。これがリールを巻くタイミングで決め手だ

 ◆小船さんの場合
 気を配っているのは(1)付け餌(2)コマセワーク(3)その時に応じたハリスの長さ。(1)はオキアミの1匹の丸掛け(2)結構マメに行う。3~5分で回収し餌の点検、コマセ詰め(3)群れを追い掛けて狙う時は短めの4・5メートル。流し釣りは6~10メートルと長め。この日はハリス24号、8メートルでゲット!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葉山鐙摺・たいぞう丸=(電)090(6177)0039。乗合は午前6時出船。料金はオキアミ付き1万3500円。無料駐車場あり。

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