イサキ誇る39匹 2カ月ぶりでも勘鈍らず

[ 2020年6月10日 07:16 ]

3年振りに狙い35匹釣った青木さん 
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 【ココが一番】相模湾の初島沖で最盛期のイサキを狙った。緊急事態宣言も解除され2カ月ぶりの釣り。船長の腕が良いのか、場所が良かったか…良型がほぼ入れ掛かり。久々の釣りをマダイやハナダイも歓迎、気分の良い一日が待っていた。
(スポニチAPC 林 悠二)

 ◎福浦・よしひさ丸

 各地で好成績が続出のイサキ。甘く上質の脂が乗った海の恵みは、誰からも喜ばれてファンも多い。

 所変われば品変わる。よしひさ丸のこだわりはハリスの長さ。普通4~4・5メートルが相場だが、ここの仕掛けは6メートルと長いのが特徴。ハリ数は好みで2~3本。

 今年1月に船長デビュー、舵(かじ)を握るのは高橋勝久さん。宿の3代目で22歳のヤル気満々船長。2代目で今月還暦を迎える父親の稔船長からの教えを守り、良く釣らせる船長として人気だ。

 この朝、6人が乗船して向かった初島沖。

 「朝方は深場で大型を狙います」のアナウンス。「タナは36メートル」早速、投入合図。

 加えて船長こだわりの釣り方をレクチャーだ。まずは46メートルまで下ろし、やや早めにタナまで巻き上げる。ここで大きく竿をあおり、竿先を静止して当たりを待つスタイルだ。

 数秒後に竿がお辞儀を繰り返す。50センチ巻いて待つと再びギュギューン。第1投から30センチ級のダブル。2投目は1匹だったが、3投目は600グラム級マダイとの一荷。食いが止まらない。

 右舷トモで一荷を連発していたのは、藤沢市の中山明さん(70=理容師)だ。

 「咲き誇るアジサイ同様、イサキも今が盛りです」。先週35匹釣り、1匹違いで船中2番。「今日は竿頭狙いです」と意気込む。マダイ、ハナダイも上げている。

 LT(ライトタックル)で、やりとりをしているのは小田原市の青木亘さん(45=会社員)。「3年ぶりのイサキ。小気味良い引き味をダイレクトに楽しみたくて…」と、電動は使わず小型ベイトリールで楽しんでいた。

 「今度の群も大きいよ」――魚探とソナーをのぞき魚群を追う船長。釣り方を守れば次々ヒット、実に簡単。数も伸びる。しかし、指示ダナに戻す際、巻きがゆっくりだと下層で25センチ級の小型が掛かってしまう。イサキは高いタナほど型が良いのも知っておきたい。

 久々ながら、釣りの勘は鈍っていなかった。サイズは平均30センチ前後で最大は38センチ。釣果は中山さんとトップタイの39匹。青木さんは35匹で「また来ます」と頬を緩めた。

 ▼釣り体験企画 勝久船長が打ち出した「手ぶらdeフィッシング」。子供や女性にも手軽に沖釣りを楽しんでもらうもの。釣具一切不要。クーラー1個あればいい。対象はマアジやサバ、イナダ…。正味3時間で5000円。チラシ広告を近隣旅館、ホテルに配布中。

 ▼ぜひ持参を! コマセが効きだすと、ウマヅラなどの餌取りが出現する。オキアミの1匹掛けは一発で消える。こんな時に有効なのがイカの短冊。幅3ミリ×長さ1~1・5センチの小粒を掛けるだけでOK。餌が残り釣果もアップ!

 ▼上品な食味 刺し身、塩焼き、たたき…味の良い身はどんな料理にも向く。中山さんのお薦めはさつま揚げ。骨と皮を取った身と、ショウガ、ニンニクをナメロウ状に叩いて揚げるもの。うまさは格別、お試しを。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、福浦・よしひさ丸=(電)0465(63)3884。乗合は午前4時半、料金はコマセ氷付き1万円。

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