OWVワンマンライブ最終日　史上最大規模の会場で計1万5000人動員

ポーズを決めるOWVの（左から）中川勝就、本田康祐、佐野文哉、浦野秀太（撮影・大塚　徹）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　男性4人組「OWV（オウブ）」が1日、東京・NHKホールでグループ史上最大規模のワンマンライブを行った。「OWV　LIVE　TOUR　2023　―CASINO―」と題したツアーの最終公演。浦野秀太は「客席の方からステージを見て、改めて広さを実感。自分たちがステージに立って踊ることを身に染みて感じたし、ファンの皆さんも楽しんでもらえたら」と語った。

　ツアーの始まりは、3月11日の福島・けんしん郡山文化センター大ホール。福島出身の本田康祐は「地元スタートは復興の意味もあった。自分の中で3・11にいい思い出が付け加えられて幸せ。そのことを胸に頑張りたい」と力を込める。新型コロナ禍の2020年4月11日に結成され、今回初めてファンの歓声を聞くコンサートに。本田は「コロナ禍でデビューしたグループとしては、今までの時代が戻ってきた感覚。千秋楽としてライブを楽しんでもらえたら」と胸を張った。

　さらにこの日は甲子園で実施された第95回選抜高校野球大会で、山梨学院が県勢初優勝。同県出身の佐野文哉は大喜びで「本当におめでとうございます！嬉しいです。強すぎて隙がないですね」と語った。一方、兵庫出身の中川勝就は浮かない顔。決勝の相手は兵庫代表の報徳学園。「悔しいですけど、決勝に行ったことは凄いこと。来年は僕たちの活動を通じて、力を与えられるように頑張りたい！」と話した。

　ツアーファイナルの会場であるNHKホールは、1年の締めくくりとなる「NHK紅白歌合戦」が行われる場所。本田は「年度の初めとなる4月1日にステージに立っているので、12月31日にもここで歌いたい！」と紅白出場に意欲を示した。

　ツアーでは計1万5000人を動員。「Let　Go」など全20曲を披露。終盤にはセカンドアルバム「JACK　POT」が7月19日に発売されることを発表し、ファンは大盛り上がりだった。