森香澄　夢は女子アナ出身初のミュージカル女優　テレ東退社し転身「向き不向きより…」27歳の決意

局アナからの次の一歩を踏み出す…笑顔の森香澄（撮影・河野　光希）
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　テレビ東京を先月31日で退社した元アナウンサーの森香澄（27）が、1日付で芸能事務所「seju（セジュ）」に所属することが31日、分かった。

　SNSの総フォロワー数100万人の人気から“インフルエンサー転身”も取り沙汰されていたが、スポニチ本紙のインタビューに応じ笑顔で否定。「もちろんSNSは引き続き続けますが、今後はタレントとして頑張る。いつか女性アナウンサー出身初のミュージカル女優も目指したい」と夢を膨らませた。

　「セジュ」は昨年4月に創設したばかり。人気インフルエンサーなえなの（22）らが所属する。森は「テレ東時代もチームで頑張って他局の大きな番組に挑むのが好きだった。今後も事務所の皆さんと協力しながら自分も会社も大きくなっていきたい」と意気込んだ。

　局アナ時代には「THEカラオケ★バトル」や「ウイニング競馬」の司会を務めるなど順調なキャリアを歩んできた。女性アナウンサーが20代で独立するのは珍しいが「一般の社会で自分は若くない。30歳手前で新たなことに挑戦しようと思ったのでこのタイミングになった」と語った。

　バラエティーや司会業をはじめ、さまざまなことに取り組んでいく姿勢だが「やりたいことは日々膨らんでいる」といい、女優業にも意欲。「小さい時からミュージカルが好きだった。夢のまた夢ですが、いつか『レ・ミゼラブル』などが演じられたら」と“野望”も明かした。

　「向き不向きよりも前向き」が座右の銘。テレ東時代にも積極的に新しいことに取り組んできた。昨年はキー局の女性アナとして初めて個人のTikTok（ティックトック）アカウントを開設。「会社の上層部にプレゼンをして認めてもらいました。深夜に会社のトイレで三脚を立てて1人で撮影していました」と明かす。反響は大きく、約50万人のフォロワーを獲得した。

　25日には「…競馬」を卒業したが競馬への愛も健在。「司会だったので予想できなかった。（テレ東先輩の）鷲見玲奈さんみたいに私も印を打ちたい。ぜひスポニチさんで！」とさっそく本紙にも営業をかけていた。

　≪来月にイベント司会も≫5月4日には、東京・代々木第1体育館で日本最大級のファッションイベント「ガールズアワード」で司会を務める。「いきなり大きなイベントに招いていただいて身が引き締まる思い」と大役抜てきに感謝。これまではカメラに向かって話すことが多かったが、今回は有観客のイベント。「イベントの司会は自分の夢でもありました。ただ会場内での声の反響とか、知らないことばかり。不安とワクワクが同居しています」と心境を明かした。


　◇森　香澄（もり・かすみ）1995年（平7）6月16日生まれ、東京都出身の27歳。東京女子大学卒業後、19年にテレビ東京入社。同年の「テレ東音楽祭」でアナウンサーデビューした。20年からは「よじごじDays」の司会も担当。趣味は1人カラオケやダンス。血液型O。