元No・1キャバクラ嬢本がNo・1　悩める女子から指名殺到“ぶっちゃけ自伝”発売前に重版決定

昨年12月、みゆうのキャバクラ引退式。信じられない数の高級シャンパンが人気の証だ
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　元No・1キャバクラ嬢の自伝本が、書籍の売り上げに基づく「Amazon総合ランキング」で1位になるなど話題となっている。

　大阪・北新地の人気キャバクラ「CLUB　A（エース）」で1日2億円を稼いだ記録を持つ、みゆう（27）の著書「好きしかいらない！」（幻冬舎）。3月29日の発売を前に、予約だけで21日から2日連続でAmazon書籍総合ランキングの1位を獲得。その後も予約が相次ぎ、発売前に重版が決定。初版4万部に1万部を追加した計5万部を発行。「芸能人やスポーツ選手といった有名人以外の自伝本としては異例の数字」（担当編集者）と出版業界はもちろん、メディアからも注目を集め、あす2日にはTBS朝の人気番組「サンデージャポン」に出演する。

　人気の理由は「最速でなりたい私を手に入れる方法」の副題どおり、自分が本当に好きなものが何かをしっかり突き詰め、それに向かってブレずに突き進んでいく、実体験に基づいた「人生を勝ち抜く成功本」になっていること。説得力があるのは、大阪トップの店で4年間No・1に君臨し殿堂入りした実績と、その裏にある努力と夜の世界ならではの女同士のバトルといった生々しい実体験。「セックスは相手を深く知るための手段」と言い切るなど、赤裸々な本音が詰まったドラマチックな自伝であると同時に、人生の成功術が明確に示されている。

　本紙の取材にも「ありのままの私をウソなく書いた一冊。なんで売れてるのか自分でもビックリですが、正直に素直な思いを隠さずに書いたのがよかったのかも」と反響に驚いている様子。さらに本人を驚かせたのは、著書の序盤に書いた「憧れてもマネしない。その人を超えることを目指す」という成功術が、WBC決勝戦直前に大谷翔平（28）が侍ジャパンのメンバーに語った言葉と重なったこと。「だって凄い試合だったじゃないですか！大谷選手の言葉を聞いて、ホンマにそれって大事なことなんやと改めて強く思いました」

　現在は会社経営にユーチューバーとしても活躍中でSNSの総フォロワー数は80万人以上。「自分に自信が持てない子、人生に悩んでる子、いろんな女の子たちに私の生き方が参考になれば」。人生初の著書にはそんな思いも込められている。

　≪自己愛育む整形≫自分に自信を持つ手段として、自らの体験を基に整形についても詳述。それぞれ生まれ持った骨格が違うことを踏まえ「“自分じゃない誰か”を目指すのではなく、元の顔がより引き立つようにした方がさらに自分を愛せると思う」と強調。自分に合った目標を持つ美容術も指南している。

　≪結婚を機に引退≫キャバ嬢を引退した理由は結婚。「仕事と大切な人への気持ちを両方考えた時、新しい道に進むことを決めました」。お相手は会社経営者で5歳上のカズマさん。昨年12月12日に婚姻届を提出。「生田斗真さん似」とノロけるほど自慢の旦那さん。「彼に出会えたことで、もっと自分を大切にできるようになりました」

　◇みゆう　1995年（平7）11月8日生まれ、大阪府出身の27歳。高校は関西の陸上強豪校。中長距離種目で全国大会出場。YouTubeではスキンケアやダイエット法に加え、お悩み相談も。飾らない“ぶっちゃけキャラ”で女性から人気があり、キャバクラでも2年ほど前から3割近くが女性客だった。