藤井聡太王将 一番印象に残った“勝者の記念撮影”は?「いつになったら終わるのかと思いました」

[ 2023年3月24日 19:32 ]

<第72期王将戦 藤井王将祝勝会イベント>こどもたちから花束を受け取り、笑顔を見せる藤井王将(撮影・河野 光希)
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で羽生善治九段(52)を4勝2敗で下し、初防衛を果たした藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠=が24日、第7局が行われる予定だった栃木県大田原市で開催された祝勝会に参加した。

 同市内のピアートホールで午後6時から始まった祝勝会には約400人のファンが集結。藤井は「きょうの対局はなくなってしまいましたが、このように暖かく迎えていただき、とてもうれしく思います」とあいさつした。第7局で正立会を務める予定だった青野照市九段(70)とのミニトークショーでは大田原市で行われた昨年第3局について「対局室から見える那珂川がとてもきれいで、いいところだなと感じました」と回顧し、今7番勝負の「勝者の記念撮影」については第6局の「うなぎつかみが一番印象に残っています。過去に何度もあり、ついにきたかという感じ。でもうなぎがなかなか捕まらず、いつになったら撮影が終わるのかと思いました」と明かし、観衆が大受けする場面もあった。

 4月5日からは渡辺明名人(38)に挑む名人戦が始まる。「本当に歴史のあるタイトル戦に出場するだけでも光栄。持ち時間9時間の中で、一手一手考えて対局できるのは今から楽しみです」と笑顔で話した。

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