団時朗さん死去 「ウルトラセブン」モロボシ・ダン役の森次晃嗣は絶句「ショックが強すぎます」

[ 2023年3月24日 15:47 ]

団時朗さん
Photo By スポニチ

 1971年に放送されたTBS系「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹役などで知られる、俳優の団時朗(だん・じろう、本名村田秀雄=むらた・ひでお)さんが22日、肺がんのため死去した。74歳。24日に所属事務所が発表した。

 「ウルトラセブン」主人公のモロボシ・ダン役の森次晃嗣は「団さんの突然の訃報を聞き、寂しさと悲しみで、今は言葉になりません。病気の事は以前から聞いてはいたのですが、あんなに体が大きく、頑丈そうな彼が逝ってしまうなんて、、、ショックが強すぎます。ここ数年はコロナのこともあって会えない時間が長かったから、余計に悔しく感じています。ご冥福をお祈り申し上げます」と故人を偲んだ。

 所属事務所によると、団さんは2017年夏に肺がんの診断を受け、闘病。昨年末に悪化し、帰らぬ人となった。「病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました」と伝えた。

 団さんは1968年、資生堂のテレビCMに出演し注目を集め、1971年に円谷プロのウルトラシリーズ「帰ってきたウルトラマン」で主人公・郷秀樹に抜てきされ、人気を博した。84年片岡孝夫主演の「ハムレット」でフォーティンブラスを演じて以降、舞台俳優として活躍。同年、江守徹、日下武史主演の「Good」、坂東玉三郎公演「長崎十二景」、`85年杉村春子主演「浮巣」、森光子主演の芸術座公演、また森繁久弥座長公演と立て続けに出演し舞台俳優としての地位を確立した。最近は、その日本人離れした押し出しの強さと、ロマンスグレイの風貌、確かな演技力でシリアスな役からコミカルな役まで守備範囲は広く、TV、映画など幅広く活動していた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月24日のニュース