「どうする家康」団子の“暗示”“象徴”ネット考察続々 武田信玄は1個半ペロリ!お田鶴&瀬名の思い出も

[ 2023年3月24日 09:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第11話。徳川家康(松本潤)と“意外な初対面”を果たした武田信玄(阿部寛・左)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月19日、第11話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第11話は「信玄との密約」。三河国主となり、姓を徳川と改めた家康(松本潤)は、今川領の駿河・遠江を狙う武田信玄(阿部寛)との談判へ。“意外な形”で信玄との交渉に臨んだ家康は、双方が今川領を攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わす。恩ある今川と戦うことに抵抗を感じつつも、家康は遠江の引間城へと兵を進める。しかも引間城主は、瀬名(有村架純)の親友・お田鶴(関水渚)。お田鶴の身を案じ、瀬名は文を送るが…という展開。

 信濃・三河の国境付近。信玄は会談場所の寺には現れず、山中で“肩肘張らない談判”。団子を取り出し、今川領の扱いについて説きながら、家康の口に押し付け「ようござるな」。家康は団子を食べる=提案をのむしかなかった。家康が団子を半分かじると、信玄は残りの1個半をペロリとたいらげた。

 永禄11年(1568年)12月6日、武田軍は駿河侵攻を開始。12月13日、駿府を制圧した。徳川軍も遠江侵攻を開始。12月10日、引間城を包囲した。お田鶴は抗戦を選択。“椿姫”は信念を貫き、散った。

 美しかった駿府の町。お田鶴はよく瀬名と一緒に団子を食べた。

 「団子」が信玄&家康、お田鶴&瀬名のキーアイテムに。団子売りの老婆(柴田理恵)も登場した。

 SNS上には「少ししか食べない家康、残り全部食べる信玄。つまち駿河全部と遠江の一部は信玄、遠江の一部は家康という暗示」「食えるもんなら食ってみいと突きつけられて、家康がちょっぴりかじったお団子は遠江側。あとは根こそぎ全部ペロリの信玄。うまい。お団子だけに」「田鶴にとっては瀬名と毎日笑い合っていた楽しい思い出が、信玄と家康の乱世の争いによって食い荒らされていく。お団子がその象徴として使われているのね」「オープニングのお団子が串だけになってカラン…て落ちる描写。これ『家康が信玄から受けた屈辱』と『瀬名と田鶴、家康と氏真が駿府で過ごした幸せで楽しかった日々が手からこぼれ落ち、とうとう終わってしまった』こととダブルミーニングになってるのでは…つらぁ」「団子が様々な象徴として機能していた11話」などの声が続出。考察が展開された。

 次回第12話は「氏真」(3月26日)。ついに今川氏真(溝端淳平)と家康に決着がつくのか。

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