さや香・新山、今年のM－1に賭ける覚悟　秘密の作戦「これができたら2、3位でももう終わろうと」

「さや香」の新山（左）と石井
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　お笑いコンビ「さや香」の新山（31）が23日深夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に出演。昨年は惜しくも準優勝だった「M－1グランプリ」への今後の臨み方について語った。

　若手芸人が先輩を出番の合間に誘い出す企画「劇場合間メシ」で、「笑い飯」の哲夫を指名。聞きたかった質問をぶつけた。笑い飯は、M－1決勝に9年連続進出し、2010年に念願の優勝。新山は「2位を3回取った時、その次のハードルというか…特に最初の2位の次の年はどうでしたか。僕も今年どうしようかなと考える時に、別にそのままでええんちゃうんっていうのが基本路線ではあるけど、何かプラスしたいというか。変わったとこ見せたいとは思うけど…」と、自身らと同じ立場を3度も経験したM－1レジェンドに尋ねた。

　哲夫は「俺らもそうやったで。前年度のネタを上回らんと決勝行かせてもらわれへんし。毎年優勝は狙ってるから、優勝できるくらいの笑い取れるネタを、と思ってネタを量産していた。量産してその年に一番ええネタを準決勝とかに持って行っていた」と話した。「量産しかないですよね。頭で考えて作れないですもんね」と共感する新山に、「そやねん。M－1対策って、4分に収めて…ぐらいのことで。どういう切り口でどういうテーマで漫才するかは、量産しかなかったよね」と振り返った。

　新山は、今年のM―1での秘密の作戦を哲夫に明かし、「今までなかったし、これができたら2位、3位でも（M―1出場）終わろう、と。優勝まではもういいかなって」と驚きの発言。秘策は「ピー」音が入り視聴者には伏せられたが、自身が信じる勝負ネタで今年に賭ける覚悟を明かした。

　「まだ（大会規定の芸歴）15年来てないやろ？」と驚く哲夫に、「あと7年出れるんですよ。だからもうきりないし…」と返した。「優勝を諦めたんですよね、去年で。縁ないなと思って」と吐露。「そんなことないで？俺らも2009年が2位で、2010年に1位になれたから。今年優勝やな」と哲夫に励まされ、「いや…まあとりあえず、ネタ2本できたら…ってかんじですかね」と静かなる闘志を燃やしていた。