AKB48「チーム8」が来年4月の9周年公演で活動休止 9年半ぶり武道館公演で驚きと涙の発表

[ 2022年10月7日 20:58 ]

9年半ぶりの日本武道館公演を行ったAKB48。天井に吊された日の丸の下でパフォーマンスを行った
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 AKB48が7日、東京・日本武道館で単独コンサートを行い、「チーム8」が来年4月で活動を休止することを発表した。運営側によると、同所では2013年4月以来、9年半ぶりの公演。

 聖地での公演。突然の発表だった。大型スクリーンに「チーム8は2023年4月『チーム8コンサート』AKB48劇場『チーム8 9周年公演の開催をもって活動を休止します。活動休止中、チーム8メンバーは兼任先のチームへ所属となり これからもAKB48メンバーとして活動してまいります 47の素敵な街で出会った、笑顔の輪と共に」と映し出された。ステージ上では涙を流すメンバーもいる中、「寂しい発表にはなってしまいますが、メンバーはずっと仲間。皆さんにも、どっかで(チーム8のことを)考えてくださったらなと思います」とファンに呼び掛け、拍手に包まれた。詳細は後日発表とした。

 グループ初のミリオン作品となった「Beginner」で幕開け。36曲を歌い踊り、最後は新曲「久しぶりのリップグロス」で締めくくった。

 武道館はかつてAKBにとって“聖地”の一つだった。11年と12年には選抜総選挙を開催。11年は前田敦子(31)が2度目の1位を獲得して「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」と涙で絶叫。12年は1位に返り咲いた大島優子(33)が「この景色が見たかった」と泣くなど、黄金期に名シーンを残した場所だった。

 原点を思い出すためのように戻ってきた。前回はまだ加入1年目の研究生でエースに成長した岡田奈々(24)は「コンサートが始まりました!」と感慨深げ。本田仁美(21)は「盛り上がっていきましょう」とファンに呼びかけた。

 今回は新型コロナウイルスの影響で中止された2月の新チームお披露目コンサートのリベンジという位置づけ。関係者も「AKBの新章を多くの皆さんに見てほしい」とステージに寄せる思いは強い。これを弾みに、今年こそは3年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場したいところ。まずは3日連続の日本武道館を成功させて、次のステップに進んでみせる。

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