田崎史郎氏 岸田首相長男の秘書官起用に疑問「決め方に問題がある。総理と官僚の人たちだけで…」

[ 2022年10月7日 14:24 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が7日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。政府が4日、岸田文雄首相の秘書官に、長男の翔太郎氏(31)を起用する人事を発表したことに言及した。

 4日付で、筆頭格の嶋田隆秘書官とともに政務担当になった。山本高義秘書官は辞職し、岸田事務所に政策秘書として復帰する。首相周辺によると「人事の活性化と、官邸と事務所の意思疎通の強化を図るため」としている。松野博一官房長官は記者会見で「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で判断した」と述べた。翔太郎氏は三井物産を経て、2020年3月から岸田事務所で秘書を務めた。

 田崎氏は、過去の首相でも同様のことがあったとしつつ「僕は決め方に問題があると思っている。岸田さんは、官邸にいる政治家である官房長官とか副長官2人に全く話してないで決めている。総理室、つまり秘書官室の人たちだけで話して決めちゃってる。政治家が全く関与しないで総理と官僚の人たちだけで決めてしまっている。政治家に話せば“世の中にどう映るだろう”みたいなのが働くわけですよ。“少し待ちましょうよ”とか“せめて(支持率が)回復するまで待ちましょう”という判断があったと思う。しかし、“1年経ったからやろうか”くらいの軽い気持ちでやってるんじゃないかと思う」と自身の見解を述べた。

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2022年10月7日のニュース