TBSの名作ドラマ「愛していると言ってくれ」と「アンナチュラル」が韓国でリメイク決定!

[ 2022年10月7日 18:00 ]

韓国リメイク版の「愛していると言ってくれ」に出演するチョン・ウソン(左)、シン・ヒョンビン(右)提供:アーティストカンパニー、ユボンカンパニー
Photo By 代表撮影

 TBSで1995年7月期に放送された「愛していると言ってくれ」と、2018年1月期に放送された「アンナチュラル」の人気ドラマ2本が韓国でリメイクされることが7日、同局から発表された。

 「愛していると言ってくれ」は、脚本を当時から数々のヒットドラマを生み出した北川悦吏子氏が担当。豊川悦司演じる聴覚障がいがある新進青年画家と常盤貴子演じるアルバイトをしながら劇団で演技の勉強を続ける女優の卵との繊細なラブストーリーが視聴者をくぎ付けにした大ヒット作。豊川が演じた新進青年画家役を韓国版ではチョン・ウソンが演じる。日本でもヒットした映画「私の頭の中の消しゴム」で知られるチョン・ウソンは、本作でおよそ10年ぶりのドラマ復帰となる。

 また、常盤が演じた女優の卵役は、シン・ヒョンビンに決定。大ヒットとなったドラマ「賢い医師生活」に出演して人気を博したシン・ヒョンビンが見せる新たな一面に注目が集まる。「愛していると言ってくれ」はスタジオエンニュー社とアーティストスタジオ社による共同制作で、早ければ年末にクランクインする予定となっている。

 野木亜紀子が脚本を担当した「アンナチュラル」は、石原さとみ演じる法医解剖医の三澄ミコトが“不自然な死”として「不自然死究明研究所(UDIラボ)」に運び込まれた死体に向き合い、「死」の裏側にある謎や事件をスリリングに解明する法医学ミステリー。日本でも数々の賞を受賞したヒット作は、オリジナル版が韓国で放送された際には現地でも人気を博した。

 TBSはこのたび韓国の制作会社、BIGWAVE ENTERTAINMENT社・neostory社との間で、リメイク契約を締結。制作にあたる同社は「その素晴らしさがすでに認められている、『アンナチュラル』をリメイクすることができて非常にうれしい。オリジナルの良さを生かし、韓国側2社の企画力・制作力とで良いシナジー相乗効果が出せたらと思う」と喜びのコメントを発表。脚本やキャスティングは現在調整中とした。

 
 「愛していると言ってくれ」プロデューサーの貴島誠一郎氏は「チョン・ウソンさんからの『愛していると言ってくれ』を韓国でリメイクしたいという長年のオファーがこのたび実現することになり、大変うれしく思ってます。SNSも普及していなかった1995年のドラマでしたが、コミュニケーションツールが大幅に増えた現代で、どんな表現で二人のもどかしい愛を描いてくれるのか視聴者として楽しみにしてます」と27、28年の時を経てよみがえる“韓国版”制作に胸を躍らせた。

 「アンナチュラル」プロデューサーの新井順子氏も「『アンナチュラル』が韓国でリメイクされると聞いて、とてもワクワクしました。脚本の野木さんが紡ぎだした言葉、キャストが息を吹き込んだ登場人物、スタッフが生み出した世界観がどのようにリメイクされ発信されていくのか、一視聴者として完成の日を待ちわびています。BIGWAVE ENTERTAINMENT社、neostory社の高いクリエイティブ力によって、世界中の皆さまに愛される作品になることを願っています」と、今から完成、放送を待ちきれない様子。

 日本が誇る不朽の名作と言っていい2作品が、韓国でどのように生まれ変わるのか。今後の情報にも注目が集まる。

続きを表示

2022年10月7日のニュース