CBC石塚元章氏、“大陸8割”問題で高市氏への疑問を指摘「国民と自分のところの議員とどっちが大事?」

　CBC特別解説委員の石塚元章氏が7日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演。安倍晋三元首相の国葬について、三重県議が「反対のSNSの8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」とツイッターに投稿した問題について語った。

　自民党の小林貴虎三重県議（48）は2日、国葬について「反対のSNSの8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」とツイッターに投稿。4日には報道陣の取材に「誰が話したかですよね。高市早苗さんです」と高市経済安全保障担当相の名前を挙げ、ツイッターでも「高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です」と記した。しかし6日になって県庁で記者会見し、内容に「誤りがあった」として撤回したと明らかにし、投稿も削除した。

　一方、高市氏は7日の記者会見の冒頭で、「選挙を控えられた（地元の）自民党の議員さんに傷がつくこともあるかと思い発言を差し控える」と説明。ただ会見の終了間際になって、記者の質問に対し、講演での発言を否定した。

　一連の問題について、石塚氏は高市氏への疑問を指摘。「高市さんに関して思ったのは、『私が認めちゃうと、選挙前の議員さんに傷がつくから…』って、それはおかしいでしょ!」と述べ、「本当に喋ってないんだったら、偽の情報が明らかに出回っているのに、自分のところの議員に傷がつくといけないから黙ってましたって、それは全く理由にならない。国民と自分のところの議員とどっちが大事ですか、という話になる」と厳しい口調で訴えた。

　この発言に対し、石井亮次アナウンサーが「もっと早くに『言ってない!』と言わなきゃいけなかったということですね」とうなずくと、石塚氏は「そうです」と即答した。