三輪記子弁護士 国葬参列者へのルールに疑問「いまいち作っているルールも意味不明」

[ 2022年9月26日 15:40 ]

日本テレビ
Photo By スポニチ

 弁護士の三輪記子(ふさこ)氏が26日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、27日に執り行われる安倍晋三元首相の国葬についてコメントした。

 番組では、出席者に案内されている国葬中の注意事情について説明。給水所はあるものの、ペットボトルの飲料水は持ち込み禁止で、献花終了まで5時間は食事不可など、過酷な条件が記されている。MCのフリーアナウンサー宮根誠司は「聞いた方によると、ご高齢の方は5時間というのは長いと。5時間という時間(が理由)で、欠席させていただきますという方がいるみたいです」と指摘した。

 約4300人の参列者には、海外要人を含めてマスク着用を義務づけるという。宮根が「エリザベス女王の国葬は天皇、皇后両陛下も含めてノーマスクだった」と振り返ると、三輪氏は「何がワールドスタンダードなのかなと思う」と首をかしげた。さらに「議論しないで説明だけでクリアしようとするから、いまいち作っているルールも意味不明やなと思います」と疑問を呈した。

 国葬のような全国民の関心事は国会の関与が必要との声が上がる中、岸田文雄首相は国会を通さずに閣議決定で開催を決めた。三輪氏は「あのような形で安倍元総理が亡くなったことはすごく遺憾」としつつも、「それと国葬はまったくの別問題だなと当時から思っていましたし、今もそう思っていますね」とコメントした。

 三輪氏はまず「国葬とは何かという定義すら、法的に決まってないんですよね」とし、「国葬はどういう用件を満たせばするのか、ということも決まってない。それが決まってないから、議論を尽くそうともしていない。これは国葬の強行としか言えないですよね」と、法律家の視点から指摘した。

続きを表示

2022年9月26日のニュース