古市憲寿氏 安倍元首相の国葬に私見「国葬、内閣葬、政府葬。税金で行われて…違いはあまりないと思う」

[ 2022年9月26日 11:24 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。27日に日本武道館で営まれる安倍晋三元首相の国葬について言及した。

 首相経験者の国葬は戦後2例目で、1967年の吉田茂元首相以来、55年ぶり。国内外計4300人程度の参列が見込まれ、外国の首脳級は元職を含む50人近くが出席する。国葬実施に関する法的根拠や、概算で計16億6000万円とする国費支出、事実上の弔意の強制となりかねない対応への批判は根強く、論点を積み残した中で開催が迫るが、岸田文雄首相は26日午後、安倍晋三元首相の国葬に参列する各国首脳らと東京都内で会談し「弔問外交」をスタートさせる。

 古市氏は「国葬、内閣葬、政府葬。結局、税金で行われて予算も変わらないと思う。そこに違いはあまりないと僕は思っていて、僕の感覚だと国葬って英語で言うと、ステイト・フィネラル(state funeral)。ステイトって日本語にすると統治機構としての国家という意味。だから統治機構としての国家が葬儀をするという意味で言うと、橋下さんが言う政府葬とあんまり僕の感覚では変わらない気がしていて、むしろ国民葬ってのが僕の中で違和感がある」と言い、「例えば今回って弔意とかを国民に求めないじゃないですか。これは凄いよかったなって思っていて、やっぱり安倍さんに対して弔いたい人、弔いたくない人、両方いるわけじゃないですか。そういう中で、国家としてはやりますけれども、国民の皆さんには特に何も強制しませんっていう今回のやり方はよかったんじゃないかなって思っちゃうんですけど」と持論を述べた。

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2022年9月26日のニュース