A.B.C―Zに聞く 10周年記念全国ツアー「5周年の時より輪が広がった」

[ 2022年9月26日 04:00 ]

ファンに手を振るA.B.C-Z(左から)河合郁人、五関晃一、橋本良亮、塚田僚一、戸塚祥太
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 A.B.C―Zが25日、デビュー10周年記念全国ツアーの横浜公演をぴあアリーナMMで行った。デビュー曲「Za ABC~5stars~」など全38曲を披露。塚田僚一(35)が高さ2メートルバック宙するなど、持ち味も存分に発揮した。大黒摩季(52)が作詞作曲の「#IMA」を来月26日に発売することも発表。振り付けは五関晃一(37)が担当する。

 【メンバーとの一問一答】

 塚田「思い返すと初日は、はっしー(橋本良亮)がコロナに感染してしまって、名古屋も台風14号で中止になってしまった。でもファンの人たちがそれを受け入れてくれているというのを感じて、愛されているなと思いました」

 五関「確実に体感としては、5周年の時よりA.B.C―Zの輪が広がったなと思う。いろんな関係者の方が増えていっているので、5周年とは違う重みを感じています」

 橋本良亮(29)「僕はコロナで熊本と広島公演ができなくて台風で名古屋公演夜公演できなかった。凄く悔しい気持ちでいっぱいだったんですけど、(公演を振り返ると)幸せの気持ちでいっぱいです。こんな大変な状況の中でもここまで5人で来られたのがA.B.C―Z強いなと思いました」

 戸塚祥太(35)「このツアーもそうですけど本当に人に恵まれて、いろんな人との出会いを一個一個積み重ねてここまで来られたんだなとかみしめています。ジャニーさんからステージに立つ人間にしてもらって、誰かに応援してもらえる人生をいただいて、たまたまこの5人で集まって10年やってるんだと不思議な感慨に包まれている。ここまで続けさせてくれたファンの皆さんに感謝を伝えるためにやりきました。悔いなく(感謝を)伝えきりたい」

 河合郁人(35)「僕も感謝の気持ちをつねに持っています。ファンやスタッフの皆さんの温かさを感じられるコンサートになった。このまま11年、15年、20年、ファンの皆さんを含めたこのA.B.C―Zという一座を盛り上げて、いろいろな会場でやっても成功する自信がこの10周年ライブでつきました」

 ――A.B.C―Zのファンの皆さんは一体感が凄い。ファンの皆さんへの思いは?
 河合「常に一体感はライブで感じています。デビュー当時から、ファンの人たちと一つになるために、毎年一緒にペンライト(の色)を変えていくコーナーをやっています。ファンの皆さんが(ペンライトの色を変えるのが)うまくなりすぎていて、僕がたまに間違えるという(笑い)」

 塚田「かけ声がね(笑い)」

 河合「それくらい協力的で、たくさん盛り上げてくださるのでファンの皆さんに毎年感謝です。デビュー当時はタイミングが難しくて歓声が少なめだったんですが、年々ファンの皆さんもパワーアップしている。この一体感ってすてき」

 五関「最後のあいさつとか一人一人しゃべる時にペンライトをメンバーカラーに変えてくれるんですよ。本当に気付いたらやっていたので本当に誰かリーダーいるんじゃないかなと」

 河合「指示出しのね」

 塚田「1回集まって打ち合わせしてるんじゃないかというくらい」

 五関「それくらい自発的に一人一人がやってくださるので温かいなとおもっています。

 ――色の変化にタイムラグがないですよね。
 河合「一番前の人とか、(会場後方との)時差も計算して変えてるんじゃないかな。“せーの”のせ、くらいで一番前の方は(色を変える操作をしているのでは)、というくらいぴったり」

 塚田「確かに合わせようという気持ちが感じられる」

 河合「全会場全て成功していた。実はだんだん年々テンポも速くしているんですけど、それに初日でもついてきたのでびっくりしました」

 ――大黒摩季から新曲の楽曲提供を受けましたが。
 河合「まさかと思った。子供の時から聞いていたレジェンドの方。今までもいろんなアーティストの方に楽曲提供していただいているんですけど良い意味で意外でしたね。大黒摩季さんに作っていただけるのと、『lalala』という歌詞が曲に入っていてうれしかったです」

 塚田「レコーディング前のデモテープが大黒摩季さんご本人が歌われていてもう完成してると思いました」

 河合「ぜいたくだよね。僕たちの10周年の思いを調べていただいて歌詞を書いて楽曲を作っていただきました。10周年締めくくりの一曲」

 五関「バラードでここまで踊るかを目指しました。手振りだと僕たちらしくないのかなというのと(所属する)ポニーキャニオンさんからちょっと熱さを出してほしいとリクエストをいただきましたので。初披露だったのでファンの皆さんの反応は分からないですけど、関係者の方からは今までで一番好きかもしれないとの声をいただいている。ただ、『火花アディクション』あたりからメンバーのブーイングが」

 河合「難しい…でもすてきですよ」

 ――きょう見に来られた大黒からの感想は?
 河合「感動したというお言葉をいただけました」

 ――そうそうたる顔ぶれから楽曲提供されていますね。
 河合「当たり前と思わずに、一曲一曲を大切に披露しています」

 ――セットリストに込めた思いは?
 河合「10周年なのでシングルはなるべく全部やりたかったんですが、なかなか1回の公演で全曲を入れるのは難しかった。DVDのシングルを最初のメドレーで、ファンの皆さんがあんなに連続で手振りを踊る時間は今まで無かったと思う。そこに詰め込んで、あとは人気曲を入れてファンの皆さん方の喜んでくれる楽曲を感謝の気持ちを込めて作りました」

 ――改めてセトリを見ると、(曲のタイトルに)ABCや5という文字がいっぱいありますね?
 河合「A.B.C-Z以外歌えない楽曲が多いなと思う。だからジュニア歌ってくれないんだろうなと思います(笑い)。僕たちにしか出来ない楽曲という意味でもあり、ジャニーさんが最初からこだわっていたので、そこは大事にしたい」

 塚田「5starsはジャニーさんに付けていただいた」

 五関「個人的に5は僕かなと思ってるんですけどね(笑い)」

 ――故ジャニー喜多川さんや故メリー藤島さんへの思いは?
 戸塚「(10周年ライブも)見ていただきたかった。でも皆の中にいて、皆それぞれ思っている。ずっと見守ってくれている」

 橋本「この公演で、もし見たらどういうダメ出しをいただけるのかなと思いました。昨日滝沢(秀明ジャニーズ事務所副社長)さんが見に来てくださった。終わった後に“ちょっとオープニングのメドレー、早めに前に出てきてほしい”という案をいただいて今日の朝、急きょ変えた。その感覚が懐かしくて久々でした」

 ――台宙(ジャニーズ伝統の、ステージの上からバック転をしてステージ下に降りる技)は何歳になってもやる?

 塚田「アリーナだと飛ぶ前も後もファンの方が(目の前にいて)いて、全然怖さがない。(今回は2メートル10の高さから飛んでいるが)4、5メートルくらいいけるんじゃないかな」

 河合「ちょっと変わった格好(おばあさんの扮装をして、葉で作ったビキニのような服を着ている)ですけどね。ほかの人には出来ない(コーナーの)締めかたですよ」

 塚田「今でもバック転を(30回)連続でやったというときに使われる映像がリカちゃんの(女装)格好なんですよ」

 河合「台宙やったという映像もあの葉っぱになるんだよ」

 塚田「台宙もバック転もここでもやろうかなと思ったんですけど、長さが短かった。せっかくなら大きいところで記録を超えて、ずっと前から見ている人も初めてみたひとも(興奮させたい)というのがモチベーションになっています」

 ――やるならどこでやりたい?
 塚田「東京ドーム」

 河合「何回行けるんだろうね」

 戸塚「バナナの皮とか置いておいていい?」

 ――5人にしか出来ない強みを改めて聞かせてください。
 河合「先ほども少しお話ししましたが、ファンの方との一体感。ファンの皆さんに助けていただいて、いろんな会場から、A.B.C-Zのファンはキレイに規制退場してくださるというお話をたくさん聞く。本当に助けていただいているなと感じる。5人もチームワークがますます良くなってきています」

 ――今後の目標は?
 河合「東京ドームでも15周年までにはやりたい。会場に合わせたパフォーマンスが出来るのがA.B.C-Zだよとジャニーさんに言っていただけたことがあるので、(会場が)でかくなってもちゃんと面白く皆に楽しんでもらえるようなものを届けたい」

 ――プロ野球・西武の近況はいかがですか?
 河合「今年いつもと変わった流れですよね。自分も今年始球式をやったので、ただただ応援して、毎日結果を楽しみにしています。西武ライオンズならやってくれると思う。来年も始球式をやりたいですね」

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