日本テレビ 国葬報道は27日午後1時45分から2時間超「多角的に長い時間でお伝えすることが必要」

[ 2022年9月26日 14:55 ]

日本テレビ
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 日本テレビの定例会見が26日、東京・汐留の同局で行われた。石澤顕社長は、27日に日本武道館で開かれる安倍晋三元首相の国葬に、同局から3人が参列することを明らかにした。

 石澤氏は「各社3人ほどの出席のエントリーの枠がある」と明らかにし、石澤氏、杉山美邦会長、前副会長の小杉善信顧問が参列するとした。「それぞれが個人的なつながりや、安倍元首相に哀悼の意を示すということを、それぞれの判断で決めた」と説明した。

 国葬の報道については、同日午後1時45分から3時50分までの報道特別番組「NNN news every.特別版」を編成。藤井貴彦、鈴江奈々の両アナウンサーが進行する。石澤氏は「日本の国葬としましては、吉田茂元首相以来、戦後2例目。海外からも首脳級の要人が多数出席される。そういう意味では、海外からも注目されている歴史的行事と言えると思う。ただ、国民の賛否が分かれている。反対の意見が多いのも、各世論調査の状況からもいえる。多角的に長い時間でお伝えすることが必要かと思う」と説明した。

 一方、国葬の企画・演出の業務を担うイベント会社「ムラヤマ」は、日本テレビホールディングスが3月に買収した100%子会社。120年の歴史を誇る同社の実績を踏まえ「一緒にシナジーを生み出したいという観点から100%株式を取得した」(石澤氏)と説明。同社は戦没者慰霊祭や宮内庁の園遊会など政府や官公庁に関わる業務や、2019年のラグビーW杯などの設営に関わってきた。今回の落札について、石澤氏は「ノウハウがあるかどうかの審査受けた結果、受注が決まったと捉えている。正当な手続きで選ばれたと思う」と受け止めを話し、「報道姿勢や放送姿勢への影響はいささかもない」とした。

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