川本真琴「サブスクを否定してるわけではない」も“恨み節投稿”の理由を明かす

[ 2022年9月26日 19:24 ]

川本真琴(1997年撮影)
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 シンガーソングライターの川本真琴(48)が20日、自身のツイッターを更新。20日につづった“サブスクリプション(定額聴き放題)への恨み節”について自身の考えを説明した。

 20日未明、「サブスクでの利益がどれだけ少ないかを知ってほしい」と投げかけた川本。続く投稿で「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしいと思っている」ともつづり、「じゃあ、サブスクやめればというかもだけど、CDデッキを持ってない人も多くなって、どないしろという現実」とサブスク全盛となった現状を嘆いた。それに対し、ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観(37)はラジオ番組で、サブスクのおかげで曲も聴かれるようになったとし、「割り切って宣伝」としていると明かした。

 この日川本は「尾崎世界観さんは、サブスクは宣伝でしかないと言っているけど、サブスクだとしても、私は音楽を宣伝という扱いに思ったことはないです。今、音楽活動をしようとしてる方が個人的に音源を出す場合、サブスクだけの売上では活動を続けていくのが難しい状況であることを伝えたかったです。これは、私だけの話でなく、レーベル側の経営にも関わってきます。サブスクで楽しんでもらいたいとおもっていますが、そういう現実があることも知ってほしかったです」とつづり、投稿のきっかけは「音楽でやっていきたい友人が、サブスクの売り上げが一回0.01円以下で40回しか売れてなく、これを仕事にしていくことはできない、というのを聞いてツイートしました」と明かした。

 その上で「サブスクを否定してるわけではないので、いろんな音楽を聴いて楽しんでください♪」「運やタイミングがない人にも音楽を仕事にする夢をもってもらいたいとおもっています。売れているもの以外にも素晴らしい音楽はあります。そういうものを切り捨てるようなことは言ってほしくないです」と続けて投稿した。

 川本は1996年、岡村靖幸が作曲・編曲・プロデュースを手掛けたシングル「愛の才能」でメジャーデビュー。その後、「1/2」「DNA」「桜」などヒット曲を連発し、デビューアルバム「川本真琴」(1997年発売)はミリオンセラーとなった。

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2022年9月26日のニュース