菅義偉前首相 国葬前に安倍氏への思い「初めて会った時、この人を総理にしたいと思った」

[ 2022年9月26日 15:28 ]

菅義偉前首相
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 自民党の菅義偉前首相(73)が25日放送のBSテレ東「日曜サロン」(日曜前9・30)に出演。27日の国葬を前に、盟友・安倍晋三元首相への思いを語った。

 菅氏は約7年8カ月にわたって安倍政権で官房長官を務め、「趣味は安倍晋三」と表現したこともあった。初めての本格的な出会いは菅氏が当選2回の頃。北朝鮮による日本人拉致問題についての発言が当時官房副長官だった安倍氏の目にとまり、「一緒に拉致問題をやってくれないか」と電話をもらい会うことになったという。初めて会って話をした時に「この人をいつか総理にしたい、と思った」と語り、「大局観があって強い信念を持っていた。おおらかな人で小さいことは気にしない。非常に仕えやすい総理だった」と振り返った。

 第2次安倍政権について「全体像を総理が決めて、各論の調整は官房長官がやるスタイルだった。やりやすいと同時に責任があった」とし、毎日1度は安倍氏と会っていたという。功績として経済政策、外交・安全保障政策を挙げ、「経済再生最優先で取り組んだのは良かった。アベノミクスは大成功だった」。そして「経済と外交・安全保障、地方創生は力を入れた。そうしたものについては一定の方向性は出したと思っている」と語った。

 菅氏は国葬で友人代表として追悼の辞を読む。番組は22日に収録された。

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