とろサーモン コンビ結成秘話 村田がNSCに誘うも、久保田が落ちて別行動「最後だけ一緒に組んで」

[ 2022年9月22日 16:21 ]

お笑いコンビ「とろサーモン」の村田秀亮(左)と久保田かずのぶ
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 お笑いコンビ「とろサーモン」の村田秀亮(42)、久保田かずのぶ(42)が21日放送のNHKラジオ第1「タカアンドトシのお時間いただきます」(水曜後8・05)にゲスト出演。コンビ結成のきっかけを明かした。

 ともに宮崎出身だという2人は高校の同級生。村田は「高校の時は仲良かったですね。普通に同じクラスやったんで。よく遊んでましたね」と振り返った。

 お笑いの道へはどちらが誘ったのかと聞かれると、村田が高校3年の時に久保田は服飾の専門学校へ行くべく願書を出していたというが、「俺が(吉本興業の養成所の)NSC行きたかったんですけど、1人で行くの不安やったから、久保田に学校のベランダの室外機の横呼んで、“言いにくいねんけど、NSC一緒に行かへん?”って言ったら、“うん、ええよ”とか言って」と回顧。

 即答した理由を聞かれた久保田は「人に褒められたのがその時初めてだったんで。面白いっていう意味で言ってくれたんだなと。それで行きました」と思いを明かした。村田は久保田を誘った理由については「本当に変な言動があったから。手のひらを“トニー”って言って、トニーとずっと会話するみたいなんをしてたんですよ。それがたまらんくらい面白くて、机叩いてわろてたんですよ。それでこいつとやりたいなと思って」と告白した。

 だが、NSCを2人で受験したものの、「久保田だけが落ちたんですわ」と村田。久保田はNSCに入るつもりで既に村田と同じマンションの別の階に住んでいたが、村田だけがNSCに通うことに。久保田は「こいつが通って半年たったら辞めるって言ってて。そしたらNSCのAクラスになって、“ごめん、Aクラスになったから続けてみるわ”って言われて。そっからむちゃくちゃつらいですよ。こいつの家に遊びに行ったら誰かとネタ合わせしてるし」と回想、「こいつ、誰も知らんけど、ムチャクチャ人を裏切りますよ」と続けた。

 村田は「そりゃ行きますよ。NSC入ったんやし、お金も払ってるわけやから。授業受けてネタ見せもしなあかんからコンビも組みましたよ」としながらも「のちのちはこの相方に戻るつもりではいましたからね」と断言。NSCでコンビを組んだ宮崎出身の相方は1年ほどでNSCを辞めて帰ってしまったというが、1年後、NSC入りした久保田は村田から「とりあえず今はこういう感じで俺もお笑いできるようになったし、ごめんな」と言われていたため、別の相方とコンビを組んで活動していたとした。

 お互いが再びコンビを組もうと思ったきっかけを聞かれると、村田は「お互いね、僕も芸人(グループ)解散してたんですよ。何もせず、1年2年ぐらいしてたんです。久保田も10何人とコンビ組んでうまいこといかなかったんですよ。で、夜の店で働いてて、僕もずっとバイトしてて何もない2年間があったんです」、久保田は「村田がめちゃくちゃ暗くなってたんですよ。落ちて。そんな時があったんで声かけて」と説明した。

 村田は「それでコンビ、最後にね、お互い同じマンション住んでたし、どうしようかと。宮崎からお笑いやるために出て来たのに、何にもやってないから最後だけ一緒に組んで、思い出作りに『baseよしもと』のオーディション受けようかと。1年間やってみようかとコンビ組んだんですよ」、久保田は「最後の1年間やって12月のオーディションで通った」と語った。

 

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